東京03 「それで食えたら最高」解散危機乗り越えてつかんだ“コント第一人者”の地位

[ 2022年10月28日 23:55 ]

東京03
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 お笑いトリオ「東京03」が28日放送のNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」に出演。リーダーの飯塚悟志(49)がテレビでなくライブのコントにこだわる理由を語る場面があった。

 飯塚と豊本明長(47)が95年に結成したコンビ「アルファルファ」としてスタート。お笑いの方向性を見失い、ブレークからは遠く解散も秒読みだった。そんな、崖っぷちの状況で他のグループに所属していた角田晃広(48)を加えて東京03は結成された。飯塚は「戦いに敗れて、最後に楽しいことやりたいねで組んだのが東京03だった」と当時を振り返った。

 3人の会話を中心に独自の世界観で勝負した東京03。ただ、結成当時は1分ネタ全盛期。長尺のコントでブレークすることはなかった。飯塚が解散を提案し、角田が思いとどまらせるという場面もあった。そんな状況下でも3人は舞台を主戦場に定め、躍進。09年にはキングオブコント(KOC)を制覇するまでになった。

 しかし、KOC優勝後もテレビ露出は増やさずあくまでも舞台にこだわった。その理由を飯塚は「コントだけ舞台でやって、それで食えたら最高」と理想を描いていたことを明かした。今では毎年全国ツアーを行い、文字通り「コントだけ」で食えるトリオに。そんなプロフェッショナルな歩みを飯塚は「楽しいを続けられる人かな」と総括した。

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2022年10月28日のニュース