紀藤正樹弁護士 萩生田政調会長は「うっかりではなく確信的に統一教会と関われたんだな」3度目会見

[ 2022年8月18日 16:25 ]

日本テレビ社屋
Photo By スポニチ

 全国霊感商法対策弁護士連絡会の紀藤正樹弁護士が18日、日本テレビ系「情報ライブミヤネ屋」(月~金曜1・55)に出演。萩生田光一政調会長(58=衆院東京24区)が自民党の生稲晃子参院議員(54=東京選挙区)と6月、共に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連施設を訪れていたことについてぶら下がり取材に応じ、今まで2回の説明に比べて詳細に語ったことに私見を述べた。

 萩生田政調会長は冒頭から「地元の支援者の中にですねボランティア活動を熱心にやってる皆さんがいらっしゃって、その方たちが会員の皆さんでした。そのご縁で皆さん方との付き合いが始まりました。今回ですね、正直申し上げて統一教会の昭和の時代の関連商法などのことは承知をしておりましたが、その後、悪い噂を聞くこともなかったですし、そういった報道に接する機会もなかったものですから、正直申し上げてその団体と統一教会の関係というのは、名称が非常に似ていますので、そういう思いはあったんですけれども、あえて触れなかったというのが正直なところです。その関係者のご縁で八王子の施設に訪問しました」としっかりとした口調で説明した。

 続けて「生稲さんは初めての選挙でどういう活動をしたらいいか分からない中で、私が了承して訪問しました」「私自身は女性連合の皆さんがお集まりだという認識で行きましたが、生稲さんは存じ上げなかったと思います」と踏み込んだ発言もあった。

 そして、毎月2回礼拝に訪れ、講演をしたりジャージー姿でバーベキューに参加したことが一部で報道されたが、「こういう事実は全くありません。参加したこともございません」と完全否定。最後には「今だ、いろんなことで苦しんでらっしゃる方がいらっしゃる。このことには少し思いが足りなかったというふうに反省しております。従って、活動は一線を画してですね、政調会長ですから勉強していきたい」とした。

 ぶら下がり取材を見守った紀藤弁護士は「被害者の立場でこれまで30年以上活動してきた弁護士としては、この発言は本当に残念な感じがします。最初からこういう説明があればですね、まだ質問と質疑を通じてですね、具体的な真実と丁寧な説明になっていくんだと思いますけども。これ今回3回目ですよね。いろんな説明があってメディアが報じたら後付けでこういう形で説明されたということですけども」とバッサリ。しかし「前向きに考えて、今日の話から見ると、統一教会との関係って政治家って濃淡があると思うんですよ。うっかりから確信犯まで濃淡があると思うんですけども、(萩生田氏は)うっかりではなくかなり確信的に統一教会と関われたんだなと思います」と取材での萩生田政調会長の発言について考えを述べた。

続きを表示

2022年8月18日のニュース