手塚治虫の初期作「魔法屋敷」リメーク原稿公開 4月死去の藤子不二雄(A)さんが保管

[ 2022年8月18日 05:30 ]

手塚治虫
Photo By 共同

 漫画家手塚治虫が、自身の初期作「魔法屋敷」(1948年)をリメークした直筆原稿など60点以上を、今年4月に死去した漫画家藤子不二雄(A)さんが保管していたことが分かり、手塚プロダクションが17日公開した。

 「魔法屋敷」は単行本デビュー作「新宝島」(47年)の翌年に出版された科学と魔法の対決を描く約160ページ長編漫画。当時は写真製版が普及しておらず職人が原稿を複写する「描き版」で出版された。手塚は元の線が正確に再現されていないことにたびたび不満を漏らしていた。リメーク原稿は40ページ。吹き出しの形がよりシンプルになるなど工夫の跡が見られる。

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