「ちむどんどん」二ツ橋むせび泣き 暢子7年修行フォンターナ卒業!房子と“忘れられない別れの食事”

[ 2022年8月18日 08:15 ]

連続テレビ小説「ちむどんどん」第94話。(左から)房子(原田美枝子)、二ツ橋(高嶋政伸)、暢子(黒島結菜)。房子と暢子、“別れの食事”は…(C)NHK
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 女優の黒島結菜(25)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は18日、第94話が放送された。

 <※以下、ネタバレ有>

 朝ドラ通算106作目。タイトルは沖縄のことばで「チム(肝=心)が高鳴る様子」「胸がドキドキする」という意味。映画「パッチギ!」「フラガール」などで知られ、2014年後期「マッサン」を担当した羽原大介氏がオリジナル脚本を手掛ける。今年、本土復帰50年を迎えた沖縄を舞台に、沖縄料理に夢を懸けるヒロイン・比嘉暢子(のぶこ)ら個性豊かな4きょうだい、本土復帰からの歩みを描く。

 第94話は、暢子(黒島)は貯めていた独立開店資金200万円すべてを、賢秀(竜星涼)が騙されたねずみ講の大元・黒岩(木村了)たちに渡してしまう。自分の店をあきらめようとする暢子に、良子(川口春奈)と博夫(山田裕貴)が“ある提案”をし…という展開。

 博夫と良子が海外旅行用に貯めたお金を援助。「良子たちからの援助を受け、暢子は予定通り開業に向けて準備を進めることができました」(語りジョン・カビラ)。

 「アッラ・フォンターナ」出勤最後の夜。

 暢子は「本日をもって、うちはこのフォンターナを卒業させてもらいます。ここで7年間、たくさんのお客さまの笑顔を見ることができました。うちの人生の宝物です。皆さん、本当にありがとうございました」とあいさつした。

 房子&暢子の“別れの食事”。房子は「1つだけ教えて。どうして沖縄料理なの?ずっとイタリアンを修行してきたのに」。暢子にとっての原点は小学生の時、賢三(大森南朋)と作った沖縄そばを、和彦(田中奏生)が「今まで食べたそばの中で一番おいしい」と喜んだこと。「うちが料理をして、誰かに食べてもらいたいのは、あの日のうれしさが忘れられないから。父と作った、家族と食べたおいしいものを食べてもらいたいからなんです。うちにとっての足元の泉は、家族と食べた故郷の料理です。うちは故郷の味で、たくさんの人を笑顔にしたい。だから沖縄料理のお店をやりたいんです」と語った。

 二ツ橋(高嶋政伸)は2人にナポリタンを出した。暢子が一番最初に作った“イタリア料理”。暢子は「覚えていますか?」。房子は「忘れられるわけないじゃないの。頂きましょう」――。柱の陰の二ツ橋が2人の姿にむせび泣いた。

 暢子はいよいよ料理人人生第2章へ向かう。

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