内野聖陽 紫綬褒章に驚きと喜び「心からうれしく…新たな挑戦と失敗を繰り返して新しい境地を目指せたら」

[ 2021年11月2日 11:37 ]

内野聖陽
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 政府は2日付で、2021年秋の紫綬褒章を発表。俳優の内野聖陽(53)が受章を受け、公式サイトでコメントを発表した。

 紫綬褒章は科学技術分野における発明・発見や、学術及びスポーツ・芸術文化分野における優れた業績を挙げた人に贈られるもの。

 内野はこの受章に「このような誉れ高い褒章のお話を耳にした時、自分はもしやからかわれているのではないかと一瞬耳を疑いました」と驚き。「自分は一介の役者です。観ている方々の心をその作品の中に気持ちよく誘い、その世界でたくさん遊んでいただきたい、そのために役者である自分は生々しく真実を込めて生き尽くすこと。それが僕の一番単純な信念です。そのことを評価して頂いたような気がして、本当に心からうれしく思います」と喜びをつづった。

 そのうえで「しかし、まだまだ役者の道のりは長いです。そして自分の目指す高みも雲に隠れて見えません…というような心境でもあります。これからも、さらに新たな挑戦と失敗を繰り返して新しい境地を目指せたらと思います」と記し、「そして何より、私が役者をしていく上で支えてくださった多くの方がいればこその演技。その方々の力添えにまずは感謝をし、この先も進んでいけたらと思っております」とした。

 1992年、早稲田大学政治経済学部に在学中に文学座へ入所し、役者としてキャリアをスタート。NHK連続テレビ小説「ふたりっ子」で注目されるように。その後、テレビ、映画、舞台とさまざまな作品で頭角を現し、MHK大河ドラマ「風林火山」では主演。TBS「JIN―仁―」シリーズでの坂本龍馬ははまり役となる。最近では、10月29日に最終回を迎えたNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」ではヒロインの父親役を好演した。主演映画「劇場版『きのう何食べた?』」が3日に公開を控える。

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2021年11月2日のニュース