V6　95年11月1日から26年、誰ひとり欠けることなく笑顔で完走　メンバーコメント＆プロフィル

ラストコンサートツアー最終日　ファンに笑顔で手を振るV6。（左から）坂本昌行、岡田准一、森田剛、三宅健、井ノ原快彦、長野博（撮影・沢田　明徳）
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　1995年の結成以来、誰ひとり欠けることなく活動してきたV6が1日、解散した。ジャニーズ事務所では異例となる解散当日のライブを千葉・幕張メッセ幕張イベントホールで開催。メンバーは感極まりながら最後までファンに感謝の思いを届けた。26年という長い道のりのゴールテープを切り、別れを告げた6人。また会う日まで――。“第2章”への一歩をそれぞれ踏み出す。

　【V6メンバーコメント＆プロフィル】

　▼坂本昌行　リーダーと言われて頑張って、やっぱりできなくて。リーダーという名前は、もう随分前からニックネームでした。こんな俺でもリーダーとして皆さんが呼んでくれて、なんとか頑張ってこられたのは5人のおかげです。皆さんがもし自分に自信を失ったら、ぜひ周りを見てください。助けてくれる人や笑顔にしてくれる人がいっぱいいますから。僕もずっとこの5人、ファンの皆さん、スタッフ、ジャニーズ事務所のタレント、みんなが笑顔にしてくれました。本当に26年間、あっという間でした。僕はまた新たな目標が見つかりました。今日この景色が最後ではなく、この景色を見るために頑張っていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。

　◇坂本　昌行（さかもと・まさゆき）1971年（昭46）7月24日生まれ、東京都出身の50歳。88年に入所。一度退所し、旅行会社で1年ほど勤務。99年にディズニー映画「ターザン」の日本版主題歌と劇中歌に抜てき。16年に舞台「マーダー・フォー・トゥー」で自身初の演劇賞となる第24回読売演劇大賞の優秀男優賞を受賞。グループではリーダーを務めているが実は天然でいじられキャラ。虫が苦手。血液型O。

　▼岡田准一　何て言うのかな。言葉が見つかんないなというか、ありがとうという言葉が第一に出てきます。26年という長い間、皆さんに何かいい存在になれればいいなと思いながら進む6人の道でした。その中で互いを傷つけ合ったり、いろんな事を悩みながら乗り越えたりしていく中で、このメンバーだから26年やり遂げられたし、皆さんがいたからこそ僕たちは誇りを持って26年間を過ごせた。皆さんにとって大事で苦しい日だと思いますが、僕らは胸を張ってV6を終わりにします。まだできるんじゃないかってくらい、メンバーの良さをぶつけあって終わることができます。それは本当に奇跡的で凄いこと。支えてくれた皆さんのおかげです。V6の一員として幸せでした。

　◇岡田　准一（おかだ・じゅんいち）1980年（昭55）11月18日生まれ、大阪府枚方市出身の40歳。95年入所。日本テレビ「天才・たけしの元気が出るテレビ！！」のオーディション企画がきっかけでデビュー。02年のTBSドラマ「木更津キャッツアイ」、14年NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」に出演。フィリピン武術「カリ」、「USA修斗」などのインストラクター資格を持つ。血液型B。

　▼森田剛　皆さん、ありがとうございました。26年間幸せでした。この6人で出会えて、皆さんと出会えて、苦しいことも楽しいことも、6人とみんなで分かちあって同じ景色を見て今があると思っています。僕は明日から（ジャニーズ事務所を）出ますけれど、こうやって皆さんに惜しまれて、最後を終われるというのは間違っていないと思うし、幸せでした。これからは自分を信じたいし、皆さんもこの6人を信じてほしいです。もっと違う景色を、皆で新しくしてくれると思うし、これでさよならじゃないので。本当に26年間ありがとうございました。

　◇森田　剛（もりた・ごう）1979年（昭54）2月20日生まれ、埼玉県出身の42歳。93年にジャニーズ事務所に入所。95年のNHK大河ドラマ「八代将軍吉宗」以降、3度の大河出演を果たした。その演技力は故蜷川幸雄氏や宮本亜門氏ら名だたる演出家から高い評価を受ける。08年にソロコンサートを初開催した。16年公開の「ヒメアノ～ル」で映画単独初主演。ボウリングはプロ級の腕前を誇る。血液型A。

　▼三宅健　会場に来られなかった人、ツアーに参加できなかった皆さん、本当に会いたかった。みんなにとって今日が一番人生の中で寂しい日かもしれないし、僕にとっても一番寂しい日だと思いますけど、V6が作ってきた作品は消えることはないし、僕たちV6の存在は皆さんの心の中に、そして僕たちの心の中に生き続けていくと思うので、これから先もずっとV6を愛してもらいたい。今日まで泣くことを我慢した人もたくさんいると思うけど、我慢なんかしなくていい。泣きたい時は泣けばいい。悲しい気持ちに素直にたくさん泣いて、いつか前を向ける日が来ることを心から願ってます。本当に26年間、みんなに出会えて僕は幸せでした。ありがとうございました。

　◇三宅　健（みやけ・けん）1979年（昭54）7月2日生まれ、神奈川県出身の42歳。93年入所。10周年記念の握手会で聴覚障がいのあるファンに出会ったことから手話を取得。14年からNHKEテレ「みんなの手話」に出演中。18年の平昌五輪・パラリンピックのNHK「ユニバーサル放送」でメインパーソナリティーを務める。ファンの間では、その若々しさから“奇跡のおじさん”と呼ばれる。趣味はサボテン育成。血液型O。

　▼井ノ原快彦　一曲、一曲が終わるごとに「この曲はもう6人でやらないのかな」という気持ちになるかと思ったけれど、ただただ楽しかった。歌って良いですね。どんな時も僕たちの背中を押してくれて、心を奮い立たせてくれる。歌に助けてもらってここまで来た気がする。こうやって見ていると、ファンの皆さんが友達とか家族で見てくれたりしていて、僕たちだけの歴史ではなくて、ここにいる皆さんの歴史なんだなと思う。伝えたいことは山ほどあるけれど、たぶん3日くらいかけても伝わらないくらい、いっぱいある。やっぱり俺たちらしく歌で、みんなに思いを伝えたい。26年間、V6愛してくれて、ついて来てくれて、いつも笑顔を見せてくれてありがとうございました。

　◇井ノ原　快彦（いのはら・よしひこ）1976年（昭51）5月17日生まれ、東京都出身の45歳。88年入所。10年から8年間NHK「あさイチ」のMCを担当。出演者が涙を流したときにハンカチを差し出す姿が名物に。15年にはNHK紅白歌合戦の白組司会を務めた。テレビ朝日「特捜9」シリーズなどで主演。趣味はガーデニングやDIY。血液型A。

　▼長野博　本当に、こちらこそありがとうです。この皆さんの拍手と、ありがとうという言葉だったりに、ずっと支えられてきました。本当に皆さんの笑顔が大好きです。皆さんの心の中に僕らの笑顔があるように、皆さんの笑顔も僕たちの心の中にあります。その笑顔をこれからもたくさん見たいので、前を向いてしっかりと歩いて行こうと思います。本当に26年間、応援してくださり、寄り添ってくれて、ありがとうございました。

　◇長野　博（ながの・ひろし）1972年（昭47）10月9日生まれ、神奈川県出身の49歳。86年入所。96年にジャニーズ初の特撮ヒーローとなる「ウルトラマンティガ」に主演した。ジャニーズきってのグルメでも知られ、これまで1万5000軒以上を食べ歩き。調理免許と野菜ソムリエの資格を持っており、水曜MCを担当するテレビ東京「よじごじDays」では料理の腕も披露。バイク好きとしても知られる。血液型A。