【V6メンバークロストーク(2)】坂本「楽しめて今がある」岡田「みんないい人」森田「6人だったから」

[ 2021年11月2日 05:40 ]

V6解散

ラストコンサートツアー最終日 ファンに笑顔で手を振るV6。(左から)坂本昌行、岡田准一、森田剛、三宅健、井ノ原快彦、長野博(撮影・沢田 明徳)
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 ――なぜ26年も続けることができたのか

 岡田「ジャニーさんのそばにいるグループというか、ジャニーさんに作られたグループ。ジャニーさんが6人でやるということを大事に思うというのが、ずっとあった。ボクらはリアルなことで言うとファン優先でグループ活動しようというファンファースト。自分たちがやりたいことは個々でやろうっていうグループ。最後の2年はそれを持ち帰って、みんなで自分たちがやりたいこともV6でやろうということで駆け抜けた。自分たちの個がすごく強くなるとぶつかることも多くなる。そういうことよりもファンが望むことを、望んでるんだからやろうと。こういうことを第一に掲げたグループにしようというのは、大事なこと。あとメンバーがいい人だった。一番下から言うと、みんないい人だった。やめた人が悪いっていうわけじゃない。ミーティングに向かうと『俺はこうしたいああしたい』と反発でぶつかったりすると思うが『ファンを第一に』というのが長かった。最後の2年間は経験もあるんでうまくまとまりながら、進化したものを作ろうとした」

 井ノ原「辞めるのも自分たち次第だから、それはもっと早く終わっても別に不思議ではない。20周年までとにかくやろうって思ってやっていた。その先どうなるかわからないけども、それでも、誰かが辞めたいと思っても続くってことは、続けるべきなんだなと思う。やっぱりきっちり今日の日を迎えられたってことは、ここまでで、俺たちは一番良かったんだと信じたい。いろんな人たちが僕たちを支えてくれたので、いろんな人の力が相まって、先に進めてくれた。個々の頑張りもあったし、諦めなかったと思う。やっぱりいろんな奇跡が重なって、いろんな人たちの力が重なって今に至るんだなあと思う。最後を迎えるってやっぱり、難しいことで、皆さんに祝福されて終われるのは幸せだと思う」

 長野「いろんなバランスだったり、一言ではいえないがそういうものが大事だと思う。それぞれが好きなことや、やりたいことや自分の道を見つけながら経験して、また6人と内側向いて6人の空気になってというバランス。人との出会いもそう。どこかそういう歯車が一つかみ合わなかったら、もしかしたらまた違うところに行っていたかもしれない。そういうものがかみ合って奇跡的にここまで来られたのかなと思う」

 森田「この6人だったからだと思う。途中からやっぱ6人だけにはちょっと限界を感じた時もありましたけど、その中でいい時も味わって、みんなそれぞれ傷ついて立ち向かう強さってのはそれぞれあって、乗り越えてきたグループ。周りのサポートとか助けもありながら変化して、26年やってこられたんだなって思う」

 三宅「この6人だからってことに尽きる。ジャニーさんがV6を愛してくれて、V6が6人でいることを望んでくれていたので、そういった思いもみんな受け止めながらやってきた。あとはやっぱり応援してくれるファンの皆さんが6人の活動をずっと待ってくれていたっていうのが、これだけ長く続けられた要因だと思う」

 坂本「この6人だからっていうのが大きな理由だと思う。V6ってどんなグループですかって聞かれた時に、なかなかうまく答えられなくて、その都度、僕たちは常に色も形も変わるグループですっていう言い方をしていた。その瞬間、瞬間に形が変わって色も変わる。そのたびにそれぞれが今のV6を楽しめていたから今があるのかなと考えます」

 ――岡田さんがみんないい人だからと言っていたが、最年長の坂本さんから見てもそうか?
 坂本「でもみんなそれぞれプロフェッショナル。当たり前ですけど。仕事に対してもプロフェッショナルだし、年齢がバラバラなので人に対しての思いやりとか熱。ばらばらな年齢だからこそできあがったのかなと思う」

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2021年11月2日のニュース