橋下徹氏 京王線乗客刺傷事件に「日本は孤立・孤独問題について今まで放置状態だったんですよ」

[ 2021年11月2日 17:58 ]

元大阪市長で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が1日、TBS系情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜後1・55)に生出演。京王線乗客刺傷事件についてコメントした。

 番組では、10月31日午後8時ごろ、京王八王子発新宿行き特急で発生した、男が液体をまき、刃物を振り回して男女17人がケガをし、男性1人が心肺停止状態となっている事件について取り上げた。

 橋下氏は、「おそらく弁護人はこれから責任能力の有無を争っていくので、責任能力がもし無いということになれば判断能力なし無罪ということになりますから責められないので、僕はあえて責任能力があることを前提に話をします。計画性があるのでね判断能力があるという風に思ってるんですが…」と断りを入れた上で、「日本は孤立・孤独問題について今まで放置状態だったんですよ。これある若者が政府に提案してですね、岸田政権で初めて孤立担当大臣ってのが置かれて、今日本の状況で孤立・孤独を抱えている人がどれくらいいて、どういう原因でそういう風になっているのか。この実態調査すら今まで日本政府やってこなかったんですね。で、今やっています」とコメント。

 さらに、「これはもう犯罪犯したから身勝手な犯行だから厳罰なんですよ。ただ予防的な意味でね、社会に対しての不満とか孤立だったりとか、そういうのを抱えてどこにも相談できずにずっと最終的に追い詰められてこういう風な犯罪に至るのであれば、その手前で何か引っ掛けることができるセーフティーネット、保護策」「これが今の日本には欠けてるんであれば、これをきちんと整備しないといけないと思います。今の現代社会で僕が聞くところだけでも、孤立・孤独を抱えてる人たちが非常に多いですから」と話し、「その実態を把握して予防的な意味で対処しなきゃいけない。それが今までの日本の政治で1番欠けてたところだったと思いますよ」と続けた。

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2021年11月2日のニュース