野外フェス「ap bank fes’21」今秋開催予定 小林武史氏「慎重に協議を重ねていきます」

[ 2021年7月17日 19:40 ]

小林武史氏
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 音楽プロデューサーの小林武史氏(62)とMr.Childrenのボーカル・桜井和寿(51)を中心に、2005年から静岡県掛川市つま恋などで開催されてきた野外音楽フェスティバル「ap bank fes’21」が今秋開催予定と17日、公式サイトで発表された。2018年7月14~16日には、つま恋で6年ぶりに開催。小林氏は「本当は詳細も含めて、今日の発表で開催予定ではなく、開催決定とお伝えできればと思っていました。が、ここにきて、秋に用意している場所やスケジュールが、コロナとのバランスの中で、本当に相応しいのかどうなのかを、もう少し考える必要があると判断せざるを得ない状況になってきたと考えました」と明かした。

 「ap bank fes’21 秋開催予定」と題した小林氏のメッセージは以下の通り。

 実は、1年以上前から、2021年の開催について、櫻井くんと話し合ってきました。その頃は、いずれコロナの猛威も収束に向かって、日常を取り戻していけるタイミングで、ap bank fesが開催できることを妄想していました。

 自然界から生まれた新型コロナウイルスで、日常を彩っていたさまざまな営みがほとんど止まってしまいましたが、コロナの日常から、いろんなことをまたつなぎ直したり、音楽を通して再び自然と共に響き合う、そのための場としてap bank fesは、相応しいのではないかと考えてきました。

 そして、現在も僕たちはその思いを持ち続けています。そのためにしっかりと準備を進めています。コロナの日常にあわせたap bank fesにせざるを得ないと思いますが、それ以上に充実した、豊かな音楽の魅力に溢れた時間を皆さんと共に作っていける考えがあります。

 本当は詳細も含めて、今日の発表で開催予定ではなく、開催決定とお伝えできればと思っていました。が、ここにきて、秋に用意している場所やスケジュールが、コロナとのバランスの中で、本当に相応しいのかどうなのかを、もう少し考える必要があると判断せざるを得ない状況になってきたと考えました。

 いつまで待てば、もう少し詳細な発表ができるのか、正直言って今のところ分かりません。ですが、開催への希望を持って、待ちたいと思います。そして、慎重に協議を重ねていきます。

 今年のテーマとして考えているのは「to U」です。

 ap bank fesを最初に立ち上げた時にできた、そして毎回欠かさず演奏してきた曲です。この曲に込めた想いを、いま改めてテーマにしようと考えています。

 詳しくは、開催決定発表の時にお伝えします。

 中途半端な発表になってごめんなさい。期待を持たせてしまって、もしも、やっぱりできなかったということになったらと思うと、さらに申し訳ない気持ちになります。ですが、もし開催できた時には、抑えていた気持ちの何倍もの力で、音楽を共に奏でる喜びを作り出して、皆さんと一緒に本当に楽しめる時間と場になると思っています。

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2021年7月17日のニュース