ホリプロ堀義貴社長「演劇からスターを出したい」 高畑充希ら多くの原石輝かせてきた「ピーターパン」

[ 2021年7月17日 05:30 ]

ピーターパンのパンフレットを前に笑顔のホリプロ・堀義貴社長
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【ミュージカル「ピーターパン」40周年 主役は語る(上)】今年上演40周年を迎えるミュージカル「ピーターパン」。夢と感動を与えてきた軌跡を、作品を手掛ける「ホリプロ」の堀義貴代表取締役社長(55)、初代ピーターパンを務めたタレントの榊原郁恵(62)が振り返った。

 1981年の初演の際、堀氏は15歳だった。初代の榊原がクライマックスで見せるフライングと、物語を縁取る迫力ある生オーケストラ。「子供にとってはアトラクションみたいで夢があるけど、大人にとっては深みのある残酷な話。客席の熱狂ぶりは凄かった」と懐かしむ。あの日の衝撃から40年。ホリプロ全体で「財産」として育んできた一作だ。

 堀氏の父・威夫さん(88)が米ブロードウェーから取り入れた作品。本場ではベテラン女優が主演を務めるが、日本では少年らしさを求めて若手を起用。毎年夏に上演され、演者にとっては体力勝負の過酷な1カ月になるが、堀氏は「演劇からスターを出したい一心です」と振り返る。実際に初代の榊原や8代目の高畑充希(29)ら、多くの原石を輝かせてきた。

 ファミリーミュージカルとして愛され続け、ホリプロのタレントや社員には「ピーターパンを見て演劇に興味を持った」という人も多いという。「大切なのは止めないこと。少なくともピーターパンを見て演劇の世界に飛び込んでくれる若者たちがいるうちは絶対にやめない」と堀氏。熱い思いはこれからも受け継がれていく。

 【“初代”榊原郁恵「歌も演技も私のピーク」】初代ピーターパンを新宿コマ劇場で演じた7年間は榊原にとって大きな転機だった。「誰も経験したことないものを一から始める。歌も演技も私のピークです」と振り返る。当時はダンサーの誰よりも高く足を上げたダンスを披露。1年目の時には喉を壊し、声が出なくなったこともある。「未開の地をとにかく探り探り。それを乗り越えたから、今も愛される作品になったと思う」と胸を張った。

 上演35周年の際には久々にフライングを披露したが「もう60歳を過ぎて、ピーターパンでいられる自信はないので飛びません」と宣言。「私にとって永遠のアイドル。これからは夢の中で飛び続けます」と笑顔を見せた。
 
 <公演情報>7月22日~8月1日、東京・めぐろパーシモンホール。8月7、8日に神奈川・相模女子大グリーンホールで上演予定。

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