マイファスHiroが語る父・森進一の凄さ「まず、マイク遠いな」

[ 2021年7月17日 18:12 ]

日本テレビ社屋
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 ロックバンド「MY FIRST STORY」のHiro(27)が16日、日本テレビ「MUSIC BLOOD」(金曜後11・00)にバンドメンバーとともに出演。父で演歌歌手の森進一(73)のスゴさを語った。

 Hiroは進一と19年に芸能界を引退した元歌手の森昌子さん(62)の三男で、長兄はロックバンド「ONE OK ROCK」のボーカル、Taka(33)。

 バラエティーでも話題の“トーク力”について話を振られたHiroは「本当に大迷惑してる。そのテイでこらえると、期待に応えないといけない空気があるじゃないですか」と苦笑。「うちの家族全員が集まることはないんですけど、(一番)しゃべるのは僕かもしれないですね。基本的に、うちの父親が『最近どう?』みたいに近況を聞いてきて、うちらが答えていくんですけど、終わっちゃうんですよ。そこをがんばってつなげる作業をしないと、だいぶ殺伐とするんで、うちの家族」とぶっちゃけ、笑わせた。

 音楽人生で、衝撃を受けた歌手の1人として父・進一を挙げたHiroは「子どもの頃はアーティストとしてという見方はできなかったんですけど、どっちというと、レコード大賞を1枚獲る大変さみたいのが、家にズラッと賞が飾ってあっても『すげーいっぱいあるな』ぐらいしか思ってなかった。これを1つ獲る大変さだったりとか、初めてあらためて気付かされた部分が大きかった」と語った。

 父のスゴさについての解説を求められ、「まず、マイク遠いな、ぐらいですかね」とHiro。「ずっとここ(同じ位置で)歌っていると、自分の出しやすい音程だけ強くなっちゃったりするんです。低いところは近づけたり、高くて自分が出せるところは話したり、その練習もしないとできないし。ブレスの位置も1曲の中でここで吸って、ここで吸って、ここで吐いて、みたいのが決まってたりするんですけど、ライブにあると、その時のテンションでだったり、歌い方で違ったりするんですけど、うちの父親の場合は毎回一緒なんですよ。それって、相当自分で練習して当て込んでいかないとできないことだと思うので、スゴいなっていうがただただありますね」と説明した。

 そんな父から「鼻で歌ったほうがいいよ」とアドバイスをもらったことも。当時は「鼻で歌うって何だろうって、意味がわからなくて」と明かしつつ、「最近、自分たちのバラードだったりを歌う時に、ハミングで出る音、鼻の奥の骨が揺れる感覚」と最近ではそのアドバイスの意味も理解できたという。新曲のバラード曲ではそのアドバイス通りの発声法を使っているといい、父に感謝した。

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2021年7月17日のニュース