セカオワ 原点となったライブハウスで過ごした下積み時代 Fukase「間違いなく青春」

[ 2021年7月17日 14:57 ]

「SEKAI NO OWARI」のFukase
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 男女混合4人組バンド「SEKAI NO OWARI」が16日、日本テレビ系「バズリズム02」(前0・59)に出演。バンド結成前の下積み時代を明かした。

 MCのバカリズム(45)がメンバーが下積み時代に住んでいたライブハウス「club EARTH(クラブ アース)」でインタビュー。“おもて年表”と“裏年表”で約15年のバンドの歴史を紐解いた。

 2006年にclub EARTHを手作りし、4人で住み始めたといい、Fukase(35)は「変な虫とかいっぱい出ましたよ」と笑いつつ「帰らなかっただけです。住みたくて住んでいたわけではなくて、帰ってると間に合わない、ライブハウスの制作するのが。ステージとかも自分たちで作ってるし、壁を塗ったりとかも全部自分たちでやってた」と説明。作業を夜通しやっていたといい、Saori(34)は「私とNakajinは大学生だったので、朝、大学に行って、そのあとバイトをして、10時以降とかじゃないと(体が)空かなくて、10時に帰ってきて、ここにいて、そのまま大学に行くっていう生活じゃないと、ここにいられなかった。その辺の流しで頭洗ったり(していた)」と懐かしんだ。

 「制作予算3万円のところを200倍に費用がかかる」との“裏年表”が明かされると、Nakajin(35)は「このclub EARTHを作るのに、どのぐらいかかるんだろうって試算していたんです。僕らが出した答えが予算3万円っていう。今、考えると、間違ってるってわかるんですけど、当時は大まじめに出した答えが3万円だった」と回顧。それでも、Fukaseは「僕は200倍までではないにせよ、3万円でできると思ってないですよ。だって、そう言わないとみんなついてきてくれない」とぶっちゃけ。資金繰りはかなり苦しかったようで、Nakajinは「もともと持ってた貯金とかも全部叩きましたし、ローンを組んだり、消費者金融も使った時ありました」と説明。Saoriも「私も学費に当てるはずだっだお金を100万円ぐらい(使った)。払う時になって(親に)バレて、『いつか返すから』ってことで納得してくれました」と苦笑した。

 それでも、Fukaseは当時について「青春ではありましたね、間違いなく青春ですね。Saoriちゃんいるで、女の子の友だちもいっぱい来てくれたので、それはそれ」と笑顔。当時出入りしていたのは「11、2人ぐらいはいた」といい、「めっちゃ楽しかったですよ。当時のスタッフは一緒にライブツアーを回っているスタッフになっていたり、ツアーセットのデザイン、設計図を描く人間とかになっているんで、いまだに(一緒にいる)。『先行投資だと思ってくれ』って僕が言ってたんで」と話した。

 話を聞きながら、バカリズムは「ホント成功してよかったですね」としみじみ。「これで売れてなかったら、一生恨まれてますよね」とツッコミを入れると、Fukaseは「一生、幼なじみが一人もいないやつだと思われる」と笑った。

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2021年7月17日のニュース