ユーミン 1年ぶり“帰還”、苗場公演初日 昨年2月以来のコンサート無事開催に安ど

[ 2021年3月30日 04:00 ]

ヘソ出しで熱いステージを繰り広げる松任谷由実
Photo By 提供写真

 松任谷由実(67)の冬の恒例公演「SURF&SNOW in Naeba」(4月12日まで8公演)が新潟・苗場プリンスホテルで初日を迎えた。緊急事態宣言の発令に伴い、2月8日の開幕が延期。41年目で延期は初めてで「何はともあれ苗場ができてよかった」と安堵(あんど)の表情。昨年2月19日の苗場最終公演以来、1年ぶりのコンサートとなり「こんなに汗をかいたことはない。真綿で首を絞められるよう」と、過去にない重圧を感じてステージに立った。

 テーマは「宇宙」。宇宙服姿で登場すると、ヘルメットを取り、手を振って1年ぶりの「帰還」を表現。観客には、目の部分以外を銀色に塗った“スター・ウォーズ仕様”のフェースシールドを着用してもらうなど、感染防止策を演出に盛り込んだ。観客動員は最大収容1400人の半分以下となる600人。

 「1920」や「未来は霧の中に」など21曲を披露。4月7日の公演が通算300回目となり「昨年はコロナで何もできなくて廃人のようになってどん底まで落ちた。はい上がれたのは音楽に関わっていたいという思い。目には見えない空気でできているライブというものを感じたい」と目に涙を浮かべ、帰還できた喜びを語った。

続きを表示

2021年3月30日のニュース