片山善博氏 GoToトラベル一部停止をめぐる国と東京都の相違に「政府は無責任だと思う」

[ 2020年12月14日 15:24 ]

 元鳥取県知事の片山善博氏が14日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。政府が新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、東京都と名古屋市を目的地とする観光支援事業「Go To トラベル」を一時停止する方向で調整に入ったことについて言及した。

 関係者によると、トラベル事業では、政府が東京都を目的地とする旅行について今月25日までの一時停止を提案。都側は来年1月11日までとするなど、より長い期間を求めている。東京発の旅行の自粛を要請する場合も、政府は23区限定などを想定しているが、都は都内全域など広範囲を主張しているという。13日に西村康稔経済再生担当相と会談した東京都の小池百合子知事は「調整中です」と述べるにとどめた。

 片山氏はGoToトラベルについて「国が、制度設計も開始の時期も国の判断だけで始めた。それで秋にこんな状態になって、GoToが劣勢になり敗戦処理とまでは言いませんけど具合が悪くなった時に、都道府県を巻き込んで“都道府県にお任せしましょう。1番詳しいんだから”って、政府は無責任だと思う」と指摘。そして「一旦そう言ったんなら任せればいい。だけど最終的には知事の判断を踏まえて国が決めるって、国の態度がすごくコロコロ変わる。小池さんも“国に任せる”って言ったら、最初から“私知りませんからどうそ”って言っとけばいいのに途中でゴチャゴチャする」と自身の見解を述べた。

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2020年12月14日のニュース