浅香光代さん10月下旬に体調崩し入院 すい臓がんステージ4、余命3カ月 本人は病名知らずに死去

[ 2020年12月14日 16:56 ]

女優の浅香光代さん
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 女剣劇スターとして長く活躍した浅香光代(あさか・みつよ、本名・北岡昭子=きたおか・あきこ)さんが13日午前1時47分、すい臓がんのため入院先の都内病院で死去した。92歳。所属事務所が14日、正式発表した。新型コロナウイルスの影響を鑑み、16日の通夜、17日の告別式は近親者のみの密葬で行う。

 事務所によると、今年10月下旬に体調を崩し入院。その結果、すい臓がんステージ4と診断され余命3カ月と宣告を受けた。高齢であることもあり、手術や治療をすることができなかった。浅香さんは病名を知ることなく今月13日に亡くなった。

 7歳で演劇の世界へ足を踏み入れた浅香さんは14歳で「浅香光代一座」を旗揚げ。戦後の女剣劇ブームを作り上げた。芸歴80年を超える剣劇の名手として生涯現役を貫く一方、プライベートでは波乱万丈の人生を送った。

 プロ野球ヤクルト、阪神、楽天などで監督を務めた野村克也氏の夫人で、17年12月に死去したタレントの野村沙知代さん(享年85)と批判合戦を繰り広げた“ミッチー・サッチー騒動”は当時、世間で大きな話題となった。

 1992年にコメディアンの世志凡太(82)と事実婚している浅香さん。2014年、週刊誌で、20代はじめの頃、大物政治家との間に生まれた2人の“隠し子”がいることを告白し、大きな騒動に。息子には59年間も父親の存在を隠し続けてきたといい、秘密にしてきた理由は相手が大物政治家であったから。騒動時、政治家の名前は明かさなかったものの、イベントに出演した際、「元総理大臣?」という質問に「そうです」と認めた。

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2020年12月14日のニュース