辛坊治郎氏、ヨット太平洋横断は「必要な通過ポイント」 再挑戦は救助待機中に決意

[ 2020年12月14日 15:19 ]

来年4月にヨット太平洋横断に再挑戦する辛坊治郎氏
Photo By スポニチ

 来年4月ヨットでの太平洋横断に再挑戦するフリーキャスターの辛坊治郎氏(64)が14日、都内で会見を開いた。2013年にも挑戦して浸水による事故で失敗しているが、事故発生し救助が来る漂流中に「必ずまたやる」と決意していたと振り返った。

 救助された後に行われた会見で「再挑戦するつもりか?」と記者から質問されたが、「“もう一回やりますとは言えないじゃないですか”と言ったんです」といい、「その段階でまた行くと決めていたけど、その場で行きたいとは言えないじゃないですか。でも行かないとも言っていない。会見をした年の9月には次のチャレンジに使用するヨットを買いました」と語った。

 ヨットでの太平洋横断は辛坊氏にとって「65歳以降に向かっていくための私の中ではどうしても必要な通過ポイント」で、「人生の辻褄を合わせたいと思っております。別にみなさんが声援していただく必要はありません。声援があろうがなかろうが失敗するときは失敗する。自分の楽しみのために行くのであって、誰かを元気にしたいとか勇気与えたいとか毛頭考えていない」と述べた。

 もともと「プライベートなことだ」として会見をする予定はなかったが、ラジオ番組「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」(月~木曜後15・30)を放送するニッポン放送が会見を提案。この日、辛坊氏は「正直、何の説明をしたらいいのか…」と戸惑いの表情を浮かべつつ、再挑戦に至った経緯や船、費用について説明した。

 来年4月下旬から5月上旬の天候が安定した日を選んで出発する予定。レギュラー番組に関しては「来年度末、番組のいいタイミングでやめさせてほしい」と申し出ているが、「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」は今年7月スタートとあって「始まったばかりなのでお休みをいただく」。辛坊氏の後任は「検討中」という。

続きを表示

2020年12月14日のニュース