ピン芸人・吉住が「THE W」優勝! 女性芸人NO・1決定戦で4代目女王に、1000万円獲得

[ 2020年12月14日 22:51 ]

女芸人No.1決定戦「THE W」で優勝した吉住。ファーストステージは女性の球審のネタで笑わせた(C)日本テレビ
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 女性芸人の中から一番面白い“笑いの女王”を決める「女芸人No・1決定戦 THE W」の決勝戦が14日、日本テレビで生放送され、ピン芸人・吉住(31)が4代目女王に輝いた。

 過去最多646組が参加した今大会。決勝にコマを進めた10組が、2つのブロックに分かれてネタを披露した。各グループを勝ち抜いた1組ずつが最終決戦に進出するルール。Aブロックから進んだ紅しょうがと、Bブロックの吉住が最終決戦で激突した。

 ブロック戦で「恋する女性審判」にふんした1人コントを披露し、爆笑をさらった吉住。審査員のアンガールズ・田中卓志(44)から「設定の持っていき方も見たことないし、演技力も圧倒的にあって今後グングン伸びそうな感じ」と絶賛された。

 最終決戦進出を決め「優勝してないのに泣いちゃいました、Bブロックが死のグループだったので」と、目に涙をためた吉住。最終では「銀行員」になり切ったシチュエーションコントを披露し、審査員票・5票、視聴者票・1票を獲得。全7票のうち6票を集め、頂点に立った。賞金1000万円と「日テレ14番組出演権」「冠番組」の副賞を獲得した。

 優勝が決まると吉住は感涙し、「こんな明るい所にいれる人間じゃないんですよ」とコメント。ラストは、「先輩にこれだけやっておけって言われたんやっておきます。どうも石原良純です」。“よしずみ”ネタで締めくくり、笑いを取った。

 プロダクション人力舎に所属する芸歴6年目は、自他ともに認める“地味ガール”だ。マンション管理人のバイトを務める一面を持ち、「ポップさは、ないねぇ」と自虐的に語る。それでも舞台では“ひょう変”、独特の世界観のコントは高く評価されている。18年以来2度目の決勝で輝きを放った。

 同大会は、プロ、アマ、ジャンル、芸歴や年齢を問わず「一番面白い女性芸人を決める」がコンセプト。審査員は田中、麒麟・川島明(41)、笑い飯・哲夫(45)、久本雅美(62)、ヒロミ(55)、ハイヒール・リンゴ(59)が務めた。データ放送企画として行われた「視聴者投票」の1票も、審査に反映された。

 17年の初代女王はゆりやんレトリィバァ(30)、18年の第2回は阿佐ヶ谷姉妹、19年の第3回は3時のヒロインが優勝した。

 今回の決勝、AブロックはTEAM BANANA、オダウエダ、にぼしいわし、紅しょうが、ターリーターキーの5組。BブロックはAマッソ、ゆりやんレトリィバァ(30)、吉住、はなしょー、ぼる塾が出場した。

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