国民的美少女・井本彩花 8日に大河初出演 「成長した姿をお届けできたら」

[ 2020年11月7日 12:00 ]

8日のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」でお市を演じる井本彩花(C)NHK
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 【牧 元一の孤人焦点】2017年の「第15回全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリを獲得した女優の井本彩花(17)が8日のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」にお市役で出演する。大河初出演の思いを聞いた。

 ──初大河の感想は?
 「芸能界にデビューして、大河ドラマに出演することがひとつの大きな目標で、夢でもあったので、本当にうれしいですし、誇りに思います」

 ──お市を演じることは?
 「びっくりしました。お市は『戦国の三大美女』と言われ、これまで有名な女優さんたちが演じられて来ています。そんなすてきな役をやらせて頂けて、本当にうれしかったです」

 ──台本を読んで思ったことは?
 「お市は織田信長の妹で、浅井長政の妻なので、『きょうだい愛』と『夫婦愛』の違いがあることを感じました。愛にも種類があるんだと思いました」

 ──収録は?
 「本番直前は緊張していました。でも、収録の日を迎えるまで監督さんから演技指導を3回受けていたので、そこで学んだことを思い出してしっかりやることができました」

 ──どんなことを学んだ?
 「表情、表面ではなく、感情、内面が大事だと教えていただきました。いくら表情を作っても、感情がしっかりしていないと、視聴者のみなさんに伝わらない。浅井長政が言ったひと言に、心が揺らがなくてはいけない。自分が熱くならないと演技が成り立たない。演技は自分の感情が大事なのだと学びました」

 ──戦国時代の武将の妹、妻に共感するのは難しかったのでは?
 「難しかったです。妹としては信長の味方、妻としては浅井の味方。『きょうだい愛』と『夫婦愛』の割合が難しかったです」

 ──撮影当時16歳でそれを演じるために相当背伸びしたのでは?
 「監督さんにも言われました。背伸びしました」

 ──もともと女優志望?
 「女優さん志望です。小学5、6年生の時に武井咲さんにあこがれました。中学2年生の時、国民的美少女コンテストを受けたのも武井咲さんみたいな女優さんになりたいと思ったからです」

 ──女優の良いところは?
 「達成感を味わえるところです。準備期間にはプレッシャーも感じますが、それを乗り越えることで達成感を味わうことができて、とてもやりがいを感じます。いつも支えてくれている家族には恩返しをしてあげたいので、もっと家族の笑顔を見られるようにこれからの女優業を頑張っていきたいです」

 ──大河出演で家族は喜んだのでは?
 「出演が決まった時、おじいちゃん、おばあちゃんがすごく喜んでくれました。放送された時にまた喜んでくれると思います」

 ──「国民的美少女」という称号は重圧?
 「やはり選ばれた重みを感じます。いただいた時は中学生だったのでプレッシャーを感じなかったのですが、だんだん年を重ねるにつれて感じるようになってきました。頑張らないといけないと感じます」

 ──目標はどんな女優?
 「日本だけではなく世界に通用するような女優さんになりたいです。まだまだですけれど、これから頑張って成長していければいいと思います」

 ──最後に視聴者にメッセージを。
 「13歳でデビューして成長してきた姿を、お市としてみなさんにお届けできたらと思います」

 ◇井本 彩花(いもと・あやか)2003年(平15)10月23日生まれ、京都府出身の17歳。17年、テレビ朝日系のドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」で女優デビュー。今年10月からフジテレビ系のドラマ「さくらの親子丼」に出演。

 ◆牧 元一(まき・もとかず) 編集局デジタル編集部専門委員。芸能取材歴約30年。現在は主にテレビやラジオを担当。

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