高須院長 大村愛知県知事“リコール運動”終結を宣言「僕の志が皆さんに届きますよう」

[ 2020年11月7日 18:50 ]

記者会見で愛知県知事のリコール運動を終了すると表明した高須克弥院長。右は河村たかし名古屋市長=7日午後、名古屋市
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 高須クリニックの高須克弥院長(75)が7日、自身のツイッターを更新。大村秀章愛知県知事に対する解職請求(リコール)に関し、一応の終結宣言を行った。

 高須氏は「あいちトリエンナーレ2019」で展示された昭和天皇に関する映像作品などを問題視。実行委員会会長を務めた大村知事の辞任を求めていた。

 愛知県選挙管理委員会は6日、高須院長らから43万5231人分の署名が提出されたと明らかに。しかし、解職の賛否を問う住民投票実施に必要な法定数は約86万6千人。集めた署名の数はおよそ半分ほどにとどまっていた。

 高須院長は今回のツイートで「イエスリコール大村知事の作戦は一旦終了します」と、リコール運動の終結を宣言。続けて「半分の勝利をおさめ、あと2ヶ月の作戦期間を残し、残りの5都市には80万票以上の票の余力があります」と、一応の成果を残したことを記した。首長選のために署名運動が一時禁止された5市町(有権者数約79万人)では最長で12月まで署名集めを続けることができる。

 さらに、高須氏は「38度線で停戦をした朝鮮戦争の状態です。いつでも開戦できます」と、この運動が今後に続いてほしいことを吐露。最後に「僕の志が愛知県民の皆さんに届きますよう。さようなら」と訴えていた。

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