宝塚宙組「アナスタシア」が初日 真風涼帆、星風まどから躍動 客席は感染対策徹底

[ 2020年11月7日 17:40 ]

宝塚大劇場で開幕したミュージカル「アナスタシア」。ヒロインの星風まどか(後列左から2人目)とトップスター真風涼帆(同3人目)
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 宝塚歌劇団の宙組ミュージカル「アナスタシア」が7日、兵庫・宝塚大劇場で開幕した。

 ロシア革命で殺害された皇帝一家の末娘・アナスタシアが実は生き延びていた―という「アナスタシア伝説」をベースにしたファンタジー。世界的にヒットしたアニメ映画に着想を得て、ブロードウェーでもヒットした話題作で、日本でも3月、ヒロインを葵わかな(22)、木下晴香(21)のダブルキャストで上演。しかし、大半が新型コロナウイルス感染症の影響で中止に追い込まれていた。

 この宙組公演も当初の予定から大幅にずれこんで実現。宙組にとっては1年ぶりの宝塚大劇場とあって、トップスター真風涼帆、ヒロインを演じるトップ娘役・星風まどかを中心に出演メンバーが躍動。リアルな映像を駆使してのストーリー展開で客席を引きこんだ。

 コロナ対策のため、舞台音楽は録音だが指揮者だけがオケピットに復活。客席も感染対策に最善を尽くし、前日の公開げいこでは真風も「健康第一に努めて参ります」などとあいさつ。「まだまだ完全に不安はぬぐい去れない状況だとは思いますが、見に来ていただいた時間はそういうことを忘れられて、明日への活力となるように頑張りたい」などと話していた。公演は12月14日まで。東京宝塚劇場は来年1月8日~2月21日。

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2020年11月7日のニュース