加藤みどり「劇的ビフォーアフター」語り卒業!名台詞「なんということでしょう」生む 後任はキムラ緑子

[ 2020年11月7日 11:00 ]

「大改造!!劇的ビフォーアフター」のナレーターを卒業した加藤みどり(左)と後任のキムラ緑子

 国民的アニメ「サザエさん」の主人公・フグ田サザエ役で知られる声優の加藤みどり(80)が2002年4月の放送開始以来20年近く担当してきたテレビ朝日「大改造!!劇的ビフォーアフター」のナレーターを卒業したことが7日、分かった。「なんということでしょう」などの名台詞を生み出し、03年に番組(ビフォー アフター)が「新語・流行語大賞」(現代用語の基礎知識選)のトップテンに選ばれた際には、番組を代表して授賞式に登壇。番組の人気を支えた語りは、お茶の間に親しまれてきた。半年ぶりに今月15日に放送される2時間半スペシャル(後6・30)から、女優のキムラ緑子(59)が後任の2代目ナレーターを務める。

 スタジオ収録の冒頭、MCの所ジョージ(65)が「ナレーションが代わったんですよ!20年間、加藤みどりさんがずっとやっていたんですけど、今回ご卒業ということで。今度はキムラ緑子さんに代わったんです!」と報告した。

 キムラは初回から安定した語りに加え、番組の名台詞「なんということでしょう」も披露。ゲストの鈴木浩介(45)は「(これまでのナレーションと比べ)全然、違和感がないなぁ」と感心。幼少期から番組を楽しんでいたという葵わかな(22)も「ホント、そうですね」と驚き、頷いていた。

 キムラは1984年に旗揚げし、2010年の解散まで人気を誇った「劇団M.O.P」の看板女優。日本の演劇界を支える1人だが、13年後期のNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」の小姑役で映像の世界でも一躍ブレイク。“カメレオン女優”の異名の通り、数々の作品を彩っている。

 「劇的ビフォーアフター」には複数回、ゲスト出演。16年1月に放送された「押し入れから落ちる家」の際は、匠のリフォームへの推理や大胆なリフォームのアイデアを語った。

 16年11月にレギュラー放送を終了し、17年から特番に。キムラの初ナレーション回となった15日の2時間半スペシャルは「脱衣所がない家」。お笑いコンビ「尼神インター」の渚(36)と格闘家・魔裟斗(41)の名コンビによる「ビフォーアフター工務店」がリフォームの助っ人に参加。“時空間のコンダクター”ことリフォームの匠・平川徹とともに、築80年、難問山積み物件の劇的大改造に挑む。

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2020年11月7日のニュース