豊島竜王、佐藤天九段破り4戦全勝で挑戦権グイッ!王将戦挑戦者決定リーグ

[ 2020年11月2日 20:14 ]

読みを入れる豊島将之竜王(撮影・我満 晴朗)
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 将棋の第70期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負で渡辺明王将(36)の対戦者を決める挑戦者決定リーグは2日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、後手の豊島将之竜王(30)が佐藤天彦九段(32)を104手で破った。

 勝った豊島は4戦全勝でリーグ単独首位に立った。なお敗れた佐藤は1勝5敗でリーグ陥落、全日程を終了した。

 ▼豊島竜王 最後の最後まで際どかった。(佐藤の中飛車は)居飛車が本命で考えていたが、前局で指されていたので振り飛車もあるのかなと思っていた。(次戦の永瀬戦は)挑戦権争いの直接対局になるので重要な一局になる。しっかり準備したい。

 ▼佐藤九段 (振り飛車は)前局の藤井さんとの対局でも指してみて新鮮な感じがしていた。今まで指してこなかった戦型なので面白いなと感じ、今局も指してみようかなと思っていた。(全日程終了)内容的に競っていた将棋もあったと思うが、最終的にはこの成績となったので、今の自分の力を表していると思う。でも振り飛車を指してみたり、トップ棋士とたくさん指せて得られるものはあったので今後に繋げていきたい。

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2020年11月2日のニュース