高倉健さんの肉声、劇場でよみがえる!全国6館で「鉄道員」「動乱」上映

[ 2020年11月2日 05:30 ]

「鉄道員」の高倉健さん(C)1999「鉄道員(ぽっぽや)」製作委員会
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 10日に七回忌を迎える俳優高倉健さん(享年83)をしのび、「鉄道員」(監督降旗康男)と「動乱」(監督森谷司郎)の2作品が6日から12日まで、T・ジョイPRINCE品川(東京)など全国6館で4Kデジタルリマスター版で上映される。「鉄道員」で撮影監督を務めた木村大作氏(81)と、「動乱」の音楽を手掛けた三枝成彰氏(78)がこのほど文化功労者に選ばれ、特集に花を添える形だ。

 上映前には健さんの肉声が流される。99年6月5日、「鉄道員」の初日舞台あいさつを欠席した健さんが「もうこの作品は作り手から離れて独り歩きを始めています。後はご覧になってくださったお一人お一人の心が育てていただけるもんだと思っております」と観客に寄せた2分30秒で、劇場の倉庫整理で音源が見つかったことから21年ぶりの披露となる。

 「鉄道員」は昨年11月10日に公開20年を記念して丸の内TOEI(1)で上映。大竹しのぶ(63)や広末涼子(40)、小林稔侍(79)が当時の思い出を語ったが、その模様も7分間に編集されて映し出される。「動乱」の三枝氏も「今回の4K上映で、多くの方が新たな健さんの魅力を発見できることと思います」とコメントを寄せた。

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