「麒麟がくる」小籔千豊 初登場からネチネチイヤミ炸裂!ネット反響「ハマり役」本郷奏多と“顔芸”対決も

[ 2020年10月4日 20:45 ]

大河ドラマ「麒麟がくる」第26話。公家・二条晴良を演じる小籔千豊(右)が初登場(C)NHK
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 吉本新喜劇座長の小籔千豊(47)が4日に放送されたNHK大河ドラマ「麒麟がくる」(日曜後8・00)第26話で初登場した。公家同士の力関係の中、若き関白・近衛前久(さきひさ=本郷奏多)とぶつかる二条家の当主・二条晴良(はれよし)を演じるが、初登場からネチネチとイヤミ炸裂。インターネット上でも早速「ハマり役」などと絶賛の声が相次ぎ、オンエア終了直後にはYahoo!リアルタイム検索のトレンドトップ20(14位)に「小籔」が入るなど反響を呼んだ。

 俳優の長谷川博己(43)が主演を務める大河ドラマ59作目。第29作「太平記」(1991年)を手掛けた名手・池端俊策氏(74)のオリジナル脚本で、智将・明智光秀を大河初の主役に据え、その謎めいた半生にスポットを照らす。物語は1540年代、まだ多くの英傑たちが「英傑以前」だった時代から始まり、それぞれの誕生を丹念に描く。

 小籔演じる二条晴良は永禄11年(1568年)から関白職で、公家同士の力関係の中、若き関白・近衛前久(さきひさ=本郷奏多)と対立。この日はタイトルバック前に登場し、京・内裏で出くわした前久を「世情の噂では、関白様が将軍にと推挙された足利義栄(よしひで=一ノ瀬颯)は京へ上って来ぬそうじゃ。病のためとも聞くが、先の将軍の血で濡れた三好一族の操り人形となることに、ためらいが出てきたとも聞く。まるで人ごとのようなお顔をしておられるが、そもそも義栄を担いだ三好は将軍任官の許しを願い出た折も、先例である礼金の額が足らず。その上、将軍となり手の当人が京に来ぬとは、あきれて物が言えぬ。この不始末を招いた関白様は、どうお思いでございますかな?困って、どうなされる。関白の座にとどまってよいものか否かと、一同は申しております」と挑発した。

 前久も「ほ~」「困りましたな」「どう、とは?」と、のらりくらりと応戦。お互い、口角を上げ“顔芸”対決も繰り広げた。

 小籔は2017年10月期のTBS日曜劇場「陸王」や今年1月期の同「テセウスの船」などの“ヒール役”も記憶に新しい。SNS上には「イヤミな貴族がメッチャ似合うw」「テセウス以来のネチネチ嫌み炸裂の小籔さん」「小籔殿、半沢直樹で出てきそうなウザキャラっぽいw」などの書き込みが続出した。

 小籔は番組公式ツイッターを通じて「大河ドラマに呼ばれるとは思っていなかったので驚いています。演じるのは、公家のお偉いさんで、近衛前久のことが大嫌いという役どころ。なので、公家らしく上品にネチネチいじめたいと思います(笑)」と意気込んでいる。

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2020年10月4日のニュース