多部未華子、青山真治監督と初タッグ 演じた役は難解「一言で説明できない性格の持ち主」

[ 2020年10月4日 14:41 ]

映画「空に住む」完成披露舞台あいさつに出席した多部未華子
Photo By スポニチ

 女優の多部未華子(31)が4日、都内で行われた映画「空に住む」(監督青山真治、23日公開)完成披露舞台あいさつに出席。本作で青山監督と初タッグとなったが、「撮影中は監督とコミュニケーションをとらなかったので、いまだにどんな方なのかわかっていない。そんな中で生まれた映画です」と苦笑いで明かした。

 作詞家の小竹正人氏が初めて手がけた同名小説が原作。両親の急死を受け入れられないまま、大都会のタワーマンションに住むことになった主人公の心情や乗り越えようとする姿を描く。

 多部は、主人公の直実は「一言で説明できない性格の持ち主」といい、「難しいながらにこういう感じかな、と現場で掴んでいった」と難解だった役作りを振り返った。直実と同じタワーマンションに住むスター俳優を演じた岩田剛典(31)も、役に対して「すごい変な人。共通する部分があると言いたくない役。本当にひどいやつ」と共感できず。ほかのキャストも手探りで演じていたことを話すと、多部は「皆さんのお話を聞いて各々わからないなりに演じていたんだとわかって安心した」と安堵しつつ、「100%理解できることがすべてではない。それで大丈夫だと言ってくれた監督とご一緒できてよかった」と感謝した。

 劇中では、岩田演じるスター俳優がエレベーターで会った主人公に声をかける場面があるが、「もし本当に遭遇したら恋に落ちる?」との質問が。美村里江(36)が「少女マンガみたいなロマンスにあこがれるタイプ?」と聞くと、多部は「結構現実な(タイプ)」ときっぱりだった。舞台あいさつには岸井ゆきの(28)、鶴見辰吾(55)、永瀬正敏(54)、岩下尚史(59)、高橋洋(48)、青山監督(56)も登壇した。

続きを表示

この記事のフォト

2020年10月4日のニュース