松重豊 いまだに理解できない「孤独のグルメ」の面白さ 「あんまり人に言いたくない作品ではあった」

[ 2020年10月4日 20:05 ]

俳優の松重豊
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 俳優の松重豊(57)が4日、インターネット番組AbemaTV「7.2 新しい別の窓」(後3・00)に出演し、大人気のテレビ東京系ドラマ「孤独のグルメ」について「あんまり人に言いたくない作品ではあった」と“黒歴史”だと思っていたことを明かした。

 同番組は松重が主役の井之頭五郎役を演じ、すでにシーズン8まで続いているが、最初は「本当に台本いただいて、漫画の原作もいただいて…。テレビ東京の夜遅い時間に、ただ、俺が1人で食っているだけで、誰が見るの?どこがおもしろいの?お客さんが楽しめるはずがないって思って。何年かたって、お前こんな番組やっていたねって笑い話になると思っていた。あんまり人に言いたくない作品ではあったんです」と語った。

 12年に最初のシーズンが開始、「何だか知らないけど足かけ10年」関わっているものの「どこがおもしろいのかなあ。見もしないですけど、ただ飯食っているだけだから」と松重。稲垣吾郎(46)が「どんどん人気が出てくるのを見て、どう思われたんですか?」と聞くものの「別に蜷川幸雄に“お前食べ方がなあ”って演劇指導されたわけではないじゃないですか。ただ、食べているだけで面白いって言われるのはいまだに心外です。どこを面白いって言っていただけているのか、自分ではわかっていないんです」と語った。さらに草なぎ剛(46)から「めちゃくちゃうまそうに見えますよ」と言われても「腹すかせているからね。食べないで行った方がいいと思って前の日の夜から食べていない」と松重。「ずっと待っていて、本当にイライラするし。それはおいしい表情にもなる」と語った。

 松重は、自分の出演の作品は見ないといい、「孤独のグルメ」も「見てない見てない」と語ると、香取慎吾(43)も「孤独のグルメファンびっくりですよ」と驚いていた。

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2020年10月4日のニュース