「見取り図」盛山晋太郎「くだらないことを一生懸命本気で」エッセイ書き始めから完成まで密着

[ 2020年9月12日 14:50 ]

エッセイの連載を持つ「見取り図」盛山晋太郎(写真提供・MBS)
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 MBSテレビ「OFLIFE」(火曜深夜2・14)の15日放送はお笑いコンビ「見取り図」の盛山晋太郎(34)にスポットを当てる。

 18、19年と2年連続で「M―1グランプリ」のファイナリストとなった見取り図。ツッコミの盛山は、漫才でも独特のワードセンスが光ると評判。現在はその『特技』を生かして月刊誌「小説幻冬」で自身の体験をもとにまとめた「エッセイ」を連載している。

 盛山が掲げたエッセイのタイトルは「しばけるもんなら しばきたい」。読書家でもなく、これまで執筆で収入を得た経験もなかったが、オファーが来た時、「人、間違っているのかなと思った」という。「小説幻冬」の黒川副編集長は「言葉の選び方がすごく面白い」、「“あたおか”とか強い言葉を見出す力はすごくあるんだろうな」と思い、盛山に白羽の矢を立てた。盛山のエッセイの読者である先輩芸人の藤崎マーケット・トキ(35)は「嘘もなく、本当に面白いと思ったものを書き殴っている」と評価する。

 締め切り10日前、盛山は行きつけの喫茶店で新作執筆のため、テーマ探しに頭を悩ませる。この日はおじいさんの落書きをしただけで終了。締め切り4日前、テーマが見つからない盛山は、地元・堺へ。テーマを求めて町を散策するが、気温38度超えで、気力が消耗。盛山は途中、休憩で入った喫茶店でアイスコーヒーを一気飲み。その時の「快感」をテーマに決めた。

 締め切り前日、盛山はいつもの喫茶店で、ふと何かがひらめいたように手が動き出し、突如執筆モード。1時間、スマートフォンを打ち続けた。「文章に自信がないので、ただただくだらないことを一生懸命本気で書いているだけ」。書き始めてからおよそ35時間、原稿が完成した。

 ナビゲーター・黒田博樹氏(45)、VTRナレーション・手塚理美(59)、川下大洋(62)。

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2020年9月12日のニュース