35周年ダチョウ倶楽部 存続の秘訣は野心のなさ「『1回だけやろう』が良かったのかも」

[ 2020年9月12日 15:21 ]

お笑いトリオ「ダチョウ倶楽部」の(左から)寺門ジモン、肥後克広、上島竜兵
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 お笑いトリオ「ダチョウ倶楽部」が11日深夜放送の関西テレビ「桃色つるべ」(金曜深夜1・25)に出演し、リーダー肥後克広(57)が結成秘話を明かした。

 もともとは渡辺正行(64)率いる「コント赤信号」の劇団員だった3人。肥後は、新人のコントイベントを開催することになった渡辺から「お前らもネタを作れよ」と言われ、二つ返事で引き受けたという。

 ところが、そのことをすっかり忘れていたある日、街中で偶然、渡辺と再会。「肥後、来月だぞ!ネタできてるか?」と怒られたといい、慌てて共演者を集めとネタ作りをスタートした。「で、電話してつながったのが4人だった」と、上島竜兵(59)、寺門ジモン(57)と、現「電撃ネットワーク」の南部虎弾(69)とユニットを結成。「怒られるから1回出ただけだった。そしたらウケたから、『じゃあ来月も、来月も』とズルズル」と、そのままユニットは存続したという。

 南部は後に脱退したものの、3人の絆は芸能生活35周年を迎えた今も健在。「ももいろクローバーZ」の百田夏菜子(26)から解散危機について聞かれると、3人は「何もないね~」と顔を見合わせながら声をそろえた。

 百田から「ずっと長くこの世界にいられるコツって何ですか?」とアドバイスを求められた肥後は、「師匠を前に言えない」と、MCの落語家・笑福亭鶴瓶(68)に遠慮気味。それでも、「渡辺正行さんに怒られたんで、『1回だけやろう』と言ったのが良かったのかもしれないですね。『3人で売れようぜ』とか『天下獲ったるぜ』みたいなのはなかったですから」と、野心のなさがいい意味でグループ存続につながったと推測していた。

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2020年9月12日のニュース