林遣都1人3役「世界は3で出来ている」見逃し配信決定!中江功監督も驚き「1回きりの企画のつもり」

[ 2020年6月23日 17:00 ]

“ソーシャルディスタンスドラマ”「世界は3で出来ている」に主演し、1人3役に初挑戦した林遣都。当初予定になかった見逃し配信が決定(C)フジテレビ
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 俳優の林遣都(29)が1人3役に初挑戦し、今月11日(後11・00~11・40)に放送されて反響を呼んだフジテレビの“ソーシャルディスタンスドラマ”「世界は3で出来ている」が25日正午から動画配信サービス「FOD」(フジテレビオンデマンド)で見逃し配信されることが決まった。当初は再放送も配信もない1回きりの企画だった。

 今作唯一の出演者で、緊急事態宣言解除後に再会した一卵性三つ子を演じ分けた林。同局の名匠・中江功監督(57)が演出したフジテレビ開局60周年特別企画「教場」(今年1月4~5日)、脚本家の水橋文美江氏(56)が朝ドラに初挑戦した昨年後期のNHK連続テレビ小説「スカーレット」に出演。今回は演出・中江監督、脚本・水橋氏と“トライアングルタッグ”を組んだ。

 同局は今作を「リモートドラマ」には括らず、リモート会議と“3密”を避けるなど安心安全な撮影を徹底した「ソーシャルディスタンスドラマ」と命名。どこにでもいそうな若者3人の、アフターコロナ、ウィズコロナの今をリアルに切り取った。

 林が演じたのは商事会社勤務・望月勇人、会計士・望月泰斗、茨城在住の農園経営・望月三雄。29歳の一卵性三つ子。勇人は子供の頃から明るく、すべてノリで生きてきたお調子者。今の会社も亡き父のコネで入ったが、入社して早7年。さすがに仕事はノリやコネだけで乗り切れない。自他ともに認めるポンコツで、会社を辞めたいとさえ思っていたところに緊急事態宣言が発令された。テレワークやオンライン会議など仕事環境が一変したこの3カ月。落ちこぼれのサラリーマンの勇人は一体どうなったのか。宣言が解除されたある日、勇人を案じた兄・泰斗と弟・三雄が引っ越したばかりの勇人のマンションを訪ねる…という展開。

 プロデュースも兼ねた中江監督は「放送直後から、SNSなどの反響が多かったのは聞いておりました。普段は怖くてあまりSNSを見たくないのですが(笑)、試験的な作品でもあり、視聴者の方の率直なご意見を知る必要があると思い、なるべく多く読ませていただきました。『この時期だからできる』そして『林遣都さんだからできる』にこだわって制作したので、それに対する好意的なご意見をたくさん頂いたことは、とてもうれしかったです。緊急事態宣言の中、企画に賛同して集まっていただき(リモートですけど)、結果、短期間で高水準の映像に仕上げてくれた美術、技術、編集スタッフにも感謝でいっぱいだったので、映像に関するご意見を多数頂いたことも、とても参考になりました。再放送、配信、DVD化などを望まれる方が多いことに驚きました。たった1回きりの短いドラマに熱のあるご意見をたくさん頂いたことに感謝しています」とコメント。

 「繰り返しになりますが、この時期だからできる、再放送も配信もない1回きりの企画のつもりでいたので、配信が決まって正直驚き、喜びました。脚本から産まれて林遣都さんが見事に育てた3兄弟を愛していたので、もう一度3人に逢える機会を与えられたことに感謝したいです。短期間で集中したスタッフのためにも改めて見ていただけることは幸せです。これから地上波放送になる地域も含め、多くの方に見ていただけたら、うれしいです」と喜んでいる。

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2020年6月23日のニュース