吉本興業 「UUUM」と資本業務提携 コラボ第1弾はカジサック×HIKAKIN!1時間で再生5万回超

[ 2020年4月29日 05:30 ]

吉本興業とUUUMの第1弾コラボとなったカジサックとHIKAKINの共演動画
Photo By 提供写真

 吉本興業が、HIKAKIN(31)やはじめしゃちょー(27)ら、人気ユーチューバーを抱える新興企業「UUUM」と資本業務提携することを28日、発表した。

 UUUMは、人気ユーチューバーやクリエーター約350組を支援する事業を展開。サポートを手掛ける動画チャンネルは1万以上にのぼり、吉本は所属タレントが現在展開している約800チャンネルと合わせ、日本最大級のマルチチャンネルを持つことになる。

 UUUM広報は「吉本さんが持つテレビなどへのネットワークを生かし、既存メディアへの押し出しをより強化することを期待する」と話した。

 吉本は豊富なノウハウを持つUUUMのサポートを受けることで動画分野での大きな成長が期待できる。「カジサック」名義でユーチューバーとして成功した「キングコング」梶原雄太(39)をはじめ、既に人気芸人が多くネット動画に進出しているが、関係者は「YouTubeからスターになるという新しいブレークのパターンも生まれ得る」と期待を寄せる。

 吉本芸人とユーチューバーのコラボも活発化。第1弾として、カジサックとHIKAKINのコラボ動画がこの日、公開され、約1時間で5万回以上の再生を記録した。今後は他の顔合わせのコラボはもちろん、オンラインでの合同イベントなど、さまざまな取り組みを行う予定だ。

 新型コロナウイルスの影響で「巣ごもり」が続く現状にもマッチした提携で「今後、師匠クラスがYouTubeを始めるということもあり得る」と吉本。芸能関係者は「既に吉本の動画サービス『#吉本自宅劇場』に参加している今田耕司や、インスタグラムの女王・渡辺直美らの参入もあるかも」と話した。

 ▽UUUM(ウーム) 2013年にネット動画を利用したオンライン販売企業として設立。14年に社名変更し、ユーチューバーの収益受け取りや著作権管理、営業などが主業務。日本のトップユーチューバーが多数在籍。人気キャラクター・ガチャピンとムックはYouTube上の活動におけるマネジメント契約を結んでいる。

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2020年4月29日のニュース