漫才ブームの仕掛け人・澤田隆治氏が明かす「唄子・啓助」秘話

[ 2019年10月2日 17:48 ]

上方ミュージカルコメディ「唄子と啓助」の制作発表に出席した監修の澤田隆治氏と脚本と演出、主演の阪上めいこ
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 「てなもんや三度笠」などのプロデューサーで知られる漫才ブームの仕掛け人・澤田隆治氏(86)が監修する上方ミュージカルコメディ「唄子と啓助」(10月18日・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ)の制作発表が2日、大阪府庁であり、脚本と演出、主演を務める阪上めいこ(63)と出席した。故鳳啓助さんと故京唄子さんによる夫婦漫才コンビ「唄子・啓助」の歩みを描く。

 それぞれ4度の結婚を経験した2人は離婚後もコンビを継続した。「唄子さんのボヤキはよく聞いた」。2人と親しかった澤田氏はその夫婦時代、唄子さんが妊娠した時期があったと回想。「ちょうどその時期にレギュラー番組が始まって。産めなかったことを悔いていた」

 売れない時期、唄子さんがストリッパーに転身しようとした逸話も物語に取り込んだ。「私しか知らない話。名古屋の劇場主から聞いた。20代の頃で、胸がなかったから(劇場主が)断ったらしい。ストリップがダメだと言われたので漫才に行った」。歯切れのいい夫婦漫才は日の目を見なかった可能性もあったのだ。

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2019年10月2日のニュース