松田丈志氏 全日本テコンドー協会会長に「今までどこと向き合っていたのか…」

[ 2019年10月2日 12:09 ]

松田丈志氏
Photo By スポニチ

 競泳・五輪メダリストの松田丈志氏(35)が2日、水曜コメンテーターを務める日本テレビ「スッキリ」(月~金曜前8・00)に生出演。強化方針などを巡って内紛が起きている全日本テコンドー協会について言及した。

 都内で金原昇会長をはじめとした協会幹部、選手や指導者などが1日に集まって協議会を開催したが、途中退席者も出るなど実質的な物別れに終わった。金原昇会長は「非常に有意義な議論が行われた」と自信の表情を見せた。一方、男子80キロ級の江畑秀範(27=スチールエンジ)は、協会側が今後の強化プランの説明を始めたところで途中退席し、「信頼関係がないのに、強化プランの話をされても…」とした。

 松田氏は「組織づくりが追いついていっていないというのはあると思う」と指摘。その上で「五輪が近づいてきて世の中の注目も大きくなってきている。そして選手はもちろん頑張りたいと思っている。その中で現体制への不満、こんなんじゃだめじゃないかっていう思いがたぶん選手には募っていると思う」と言い、「僕は金原会長の言葉で1番驚いているのが“選手とのコミニュケーション不足があった”というふうにおっしゃっているんですけど、選手は強くなるために競技をやっています。そこと向き合ってなかったら今までどこと向き合っていたんですかっていうのが僕の意見」と話した。さらに「選手たちを強くするために日本のテコンドーを強くするために一緒に頑張っていこうという大きな目標があるはずなんですけど、そこがそもそも違ってたのかなって感じてしまう」と疑問を口にした。

続きを表示

2019年10月2日のニュース