欅坂 姉妹グループ最速のドーム公演 エース・平手友梨奈が完全復活

[ 2019年9月20日 05:30 ]

水がほとばしる中、熱唱する欅坂46のメンバー。前列右から3人目が平手友梨奈(撮影・西海健太郎)
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 アイドルグループ「欅坂46」が全国ツアーの最終公演を19日、東京ドームで行った。初のドーム公演にして、18日と2日間開催で計10万人を動員。デビュー3年5カ月でのドーム公演は48グループ、坂道グループで史上最速。右肘の負傷でツアーの出演を見合わせていた不動のエース、平手友梨奈(18)は完全復活のステージとなった。

 「お見立て会から始まって、こんなステージでライブができるなんて思わなかった。恵まれているなって改めて思いました」
 1期生の佐藤詩織(22)は涙を浮かべて感激した。オーディションの合格者21人が「お見立て会」としてファンにお披露目されたのが15年11月。守屋茜(21)は「(キャプテンの菅井)友香とは“いつかドームに立てたらいいね”と言っていた。この景色を見られて感無量」と、眼前に広がる大観衆を見渡した。

 「ガラスを割れ!」でスタートし、いきなり髪を振り乱して熱演。16年4月のデビュー曲「サイレントマジョリティー」や「二人セゾン」「不協和音」など全20曲を、アーティスト色の強い欅坂ワールド全開で披露した。

 右肘の負傷で8月16日スタートのツアーを欠場していた平手は、18、19両日ともフル出演。公演のラストに、主演映画「響―HIBIKI―」の主題歌だったソロ曲「角を曲がる」を歌い、完全復活を印象づけた。

 昨年11月に2期生9人が加入し、人気メンバーの長濱ねる(21)が7月に卒業。グループとして過渡期を迎える中、初のドーム公演を成功させた。菅井は「ツアーの千秋楽で東京ドームに立たせてもらえるなんてビックリした」。東京ドームを満席で埋めた自信を胸にこれからも上り坂を駆け上がっていく。

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