渡辺明王将 決戦の相手「予想通りにならない」、5期ぶりに待つ立場

[ 2019年9月20日 09:00 ]

王将戦 挑戦者決定リーグ 最強バトルロイヤル!生き残るのは誰だ!?<1>

挑戦者の決定を待つ渡辺明王将(撮影:吉松伸太郎)
Photo By 提供写真

 将棋の第69期大阪王将杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)挑戦者決定リーグが18日から始まった。棋界を代表するトップの7人が11月19日まで総当たり戦を行う「将棋界で最も過酷なリーグ」。戦いの真っただ中にいる7人と、挑戦を待ち受ける渡辺明王将(35)に現在の心境を聞いた。第1回は渡辺王将。
【渡辺明王将】勉強は嫌いだけど、負けるのはもっと嫌。現役最強棋士が語る「才能と努力」

 挑戦者の立場で久保利明九段(44)と対戦した昨期の7番勝負は4戦全勝と圧勝。5期ぶり3度目の王将位を獲得した渡辺は以降も好調ぶりに磨きがかかっている。棋王を防衛し、棋聖を獲得。あっという間に3冠復帰を果たし「今年1月の段階ではタイトルが1つだったので、そこから3つまで増やすことができた。一定の成果を得られたので良かったと思います」と充実の表情だ。

 昨期のリーグは1勝2敗と苦しいスタートを切ったこともあり「挑戦者になるイメージは全くなかった」と振り返るものの、以降3連勝と調子を上げた。糸谷哲郎八段(30)とのプレーオフ白星と7番勝負の4連勝を含め王将戦8連勝。まさに異次元の強さを見せつけている。

 5期ぶりに待つ立場となった今回。「気持ちの面では余裕を持って迎えられるのは大きい」と素直な心情を明かすが、勝ち上がるチャレンジャーが誰になるのかは気になるところ。「挑戦者は勢いがありますから。間違いなく」と警戒心を漂わせる。

 気になる存在は初登場となる藤井聡太七段(17)か。「期待は高いでしょうけど、オッズを付けたら1番人気ではない」と大好きな競馬に見立てて予想した後、こう続けた。

 「僕も去年のリーグでは本命ではなかったんですよね。3、4番人気かな?だから皆さんの予想通りにはならないんですよ。将棋も競馬も」

 その予想通りにならない戦いを、鋭い視線で見つめる2カ月となるはずだ。

 ◆渡辺 明(わたなべ・あきら)1984年(昭59)4月23日生まれ、東京都出身の35歳。2000年(平12)史上4人目の中学生棋士に。王将3期を含めタイトル保持は23期。趣味は競馬、サッカー、野球、カーリングと多彩。

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