「いだてん」三谷幸喜氏が市川崑監督役で出演!立川談春、カンニング竹山ら新キャスト発表 宮藤氏「驚き」

[ 2019年9月20日 14:01 ]

「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」に出演する三谷幸喜氏
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 NHKは20日、大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(日曜後8・00)の新キャストを発表。脚本家・映画監督の三谷幸喜氏(58)俳優の松田龍平(36)タレントの井上順(72)落語家の立川談春(53)俳優の井之脇海(23)お笑い芸人のカンニング竹山(48)らが出演することになった。三谷氏は1964年東京五輪の公式記録映画「東京オリンピック」(65年公開)の総監督を務めた市川崑を演じる。2004年の大河「新選組!」、16年「真田丸」の脚本を手掛けた三谷氏は、足利義昭を演じた06年「功名が辻」以来2度目の大河出演となる。

 三谷氏は13年のフジテレビ「女信長」の今川義元役や06年の映画「犬神家の一族」(監督市川崑)の那須ホテル主人役など、俳優業も少なくない。

 歌舞伎俳優の中村勘九郎(37)と俳優の阿部サダヲ(49)がダブル主演を務める大河ドラマ58作目。2013年前期の連続テレビ小説「あまちゃん」で社会現象を巻き起こした脚本家の宮藤官九郎氏(49)が大河脚本に初挑戦し、オリジナル作品を手掛ける。20年の東京五輪を控え、テーマは「“東京”と“オリンピック”」。日本が五輪に初参加した1912年のストックホルム大会から64年の東京五輪まで、日本の激動の半世紀を描く。

 この日発表された新キャストは最終章「1964年東京オリンピックに関わる人びと」。三谷氏が演じる市川監督は「東京オリンピック」のほか、「ビルマの竪琴」「おとうと」「四十七人の刺客」「八つ墓村」「どら平太」などで知られる日本を代表する映画監督。

 黒澤明監督に代わり、急きょ、ドキュメンタリー映画「東京オリンピック」の監督に就任。「記録映画も美しく撮ればいい」の言葉通り、完成した作品は極めて芸術性の高いものとなり、当時の興行記録を塗り替える大ヒットとなった。

 松田は国立代々木競技場を設計した建築家・丹下健三、井上は東京オリンピック組織委員会会長・津島寿一、談春は内閣総理大臣・池田勇人、井之脇は最終聖火ランナー・坂井義則、カンニング竹山は国立競技場のすぐそばにある食堂「水明亭」の店主に扮する。また、怒髪天・増子直純(53)が黒澤明監督、浜野謙太(38)が三波春夫を演じる。

 宮藤氏も「いよいよ佳境です。僕にとってはずっと佳境なのですが。このたび1964年東京オリンピックパートの新キャストが発表になりました。まだ出るか!まだ出すか!なんで出るんだ!?という超豪華な顔ぶれに驚きを隠せません」と異色配役にビックリ。

 「そんな最終章を楽しむ最良の方法、それは、現在放送中の幻の東京オリンピックパートをしっかり観みることです。今こそ観なくちゃ。戦前の招致活動とその反省が、1964年東京オリンピックへの布石となって結実する。作者として最も心血を注いだ部分であり、手前みそですが、最も大河ドラマ的な流れを意識した部分です。『物語や時間があっちゃこっちゃ飛んで分かりにくいんでしょ』という風評で観てない貴方あなた、もったいない。ここからは飛ばないし分かりにくくもない。じっくり腰を据えて近代スポーツ史を、そして戦後復興から1964年東京オリンピックまでを描きます。『いだてん』いよいよ最終章、です!」とアピールしている。

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2019年9月20日のニュース