NHK放送総局長 ピエール瀧被告への賠償問題に言及「まだこれから」

[ 2019年5月22日 15:58 ]

ピエール瀧被告
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 NHKの木田幸紀放送総局長が22日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、大河ドラマ「いだてん」にレギュラー出演していた、コカインを摂取したとして麻薬取締法違反の罪で起訴されたピエール瀧(本名・瀧正則)被告(51)への損害賠償について言及した。

 瀧被告は「いだてん」で主人公・金栗四三(中村勘九郎)にマラソン用の足袋を提供する足袋屋「播磨屋」の主人・黒坂辛作役を演じていたが、出演シーンをカットし、俳優の三宅弘城(51)を代役として撮り直すことが決定。三宅は4月28日放送の第16回から登場した。同局は、そのほか瀧被告が出演していた作品の配信中止などの措置を取っている。

 木田放送総局長は損害賠償請求について「まだこれから。とりあえず、放送のほうをどうするかと、現場でやっている。そういうのがすべて終わらないと進まない」と話すにとどめた。

 今月9日に行われた定例会長で、 NHK幹部は会見の場で損害賠償請求について「当面は番組対応を優先しており、賠償については次のフェーズの話。今はまだ進んでいません。出演番組の対応など目の前の課題をクリアしていっている」とコメント。また、配信をとりやめているNHKオンデマンドについては「未来永劫、再開しないわけではない」と説明していた。

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2019年5月22日のニュース