辻仁成 息子の「安易な夢はすべてつぶしてやろうと」まずは自分が「壁になる」 

[ 2019年5月22日 16:34 ]

20年ぶりとなる書き下ろし恋愛小説「愛情漂流」刊行記念イベントを行った辻仁成
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 芥川賞作家でミュージシャンの辻仁成(59)が22日、都内の書店で書き下ろし小説「愛情漂流」(竹書房、24日発売)刊行記念イベントを行った。「冷静と情熱のあいだ」から20年ぶりとなる恋愛小説で、子どもが同じ幼稚園に通う2組の夫婦の性と愛の物語で、「主婦の友達の悩み相談から着想を得た」とし、自身の体験については「入っていない」と笑った。15歳の息子には読ませたいかと問われると「まだ、早いです。ドロドロした難しい問題を書いていますから。きれいなものをまだ見ていてほしい」と父の目線で語った。

 14年7月に女優の中山美穂(49)と離婚後、シングルファザーの辻は、ここ5、6年のあいだはずっと、日本で行う作家や音楽活動は3カ月に1度程度に控えてきた。今年、還暦を迎えるのを機に、「もう一度、夢を追いかけてもいいかい?」と息子に相談したところ、「いいよ、今年はがんばってみて」と承諾を得たため、いまのところ毎月「日本に出稼ぎに来ている」とユーモラスに語った。

 ただ、息子の教育には「ミュージシャンになりたいとか、安易な夢は全部つぶしてやろうと思っています」と厳しい。現在、辻の息子はパリの中学校に通い、すでに試験に合格して進学先も決まっているという。バレーボール部ではキャプテンをやっていて、パリ市の大会で優勝し、趣味のヒューマンビートボックスでも次世代のチャンピオンのサークルに入り、高い評価を得ているというのだが「親としては“感動”なんだけど、そこをあえて壁となる。乗り越えてこその人生」と持論を語った。自身の著書になぞらえて「“冷静と情熱のあいだ”が大切。皆さんに足元をすくわれないように」とニヤリ。まずは大学に進学し、就職して「好きなことをすればいい」とし、「音楽や小説は楽しい人生として。まずは社会保険、消費税のことを考えて」と辻自身が「漂流した人生を送ってきたからこそ」と説得しているという。

 また、最近、息子に「恋人ができた」とも明かした。相手はSNSで知り合った田舎に住む女の子で、家庭教師から聞いたという。「最高の友達と言っていますけど。実際に野原に出て行って、会ってから交際したほうがいいよ」とアドバイスをしているという。

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