「いだてん」新キャスト発表 紅白で話題呼んだダンサー菅原小春が初大河

[ 2019年3月5日 12:05 ]

<NHK大河ドラマ「いだてん」新キャスト発表会>出席した主演の中村勘九郎(中央)と新キャスト陣(左から)柄本佑、黒島結菜、寺島しのぶ、菅原小春
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 歌舞伎俳優の中村勘九郎(37)と俳優の阿部サダヲ(48)がダブル主演するNHK大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜」(日曜後8・00)の新キャスト発表会が5日、東京・渋谷の同局で行われ、中村に加え、新キャストの柄本佑(32)、寺島しのぶ(46)、黒島結菜(21)、菅原小春(27)が出席した。

 菅原は世界的ダンサーで大河初出演。昨年大みそかの「第69回NHK紅白歌合戦」では初出場した米津玄師(27)の「Lemon」歌唱中にダンスを披露し、話題を呼んだ。今作では、日本人女性で初めて五輪に出場し、アムステルダム大会の女子800メートルで銀メダルを獲得した人見絹枝さんを演じる。

 柄本は「風林火山」(2007年)以来2度目、寺島は「龍馬伝」(2010年)以来6度目の、黒島は「花燃ゆ」(2015年)以来2度目の大河出演となる。また、イッセー尾形(67)、板尾創路(55)、夏帆(27)の出演も発表された。

 今回の新キャストは4月以降のオンエアで登場する。時代が明治から大正に移り、勘九郎演じる金栗四三はストックホルム五輪後、次の五輪を目指してマラソンを続けながらも、教師としての新たな道を始め、箱根駅伝の創設や女子の体育教育にまい進する姿を描く第2クールで、新キャストは、女子スポーツの先駆者となった人々を演じる。

 「いだてん」は大河ドラマ58作目。2013年前期のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」で社会現象を巻き起こした宮藤官九郎氏(48)がオリジナル作品で大河ドラマの脚本を初担当。20年の東京五輪を控え、テーマは「“東京”と“オリンピック”」。日本が五輪に初参加した1912年のストックホルム大会から64年の東京五輪までの日本の激動の半世紀を描く。

 勘九郎と阿部がダブル主演。勘九郎は「日本のマラソンの父」と称され、ストックホルム大会に日本人として五輪に初参加した金栗四三(かなくり・しそう)を、阿部は水泳の前畑秀子らを見いだした名伯楽で64年の東京大会招致の立役者となった新聞記者・田畑政治(まさじ)を演じている。

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