32年ぶり師弟同時昇級ならず…藤井七段の終局前に船江六段が勝つ 師匠の杉本八段は昇級決定

[ 2019年3月5日 22:40 ]

大阪市内の関西将棋会館で行われている第77期名人戦順位戦C級1組の最終一斉対局で都成竜馬五段(左)と対戦している藤井聡太七段
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 将棋の第77期名人戦順位戦C級1組の最終対局が5日行われ、昇級を争っていた師匠の杉本昌隆八段(50)と船江恒平六段(31)が勝ったため、藤井聡太七段(16)は自身の終局を前にB級2組への昇級が消滅した。

 2枠をかけた昇級争いは大混戦となり、最終戦を前に8勝1敗で4人が並ぶ状況だった。藤井が都成竜馬五段(22)と対局しているが、勝利を収めても近藤誠也五段(22)と杉本、船江の3人のうち2人が勝てば昇級の望みはなくなる状況だった。杉本と藤井の将棋界32年ぶりとなる師弟同時昇級はかなわなかった。

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2019年3月5日のニュース