渡辺新王将 幻の第5局開催地で「祝う会」出席「尼崎城ともども発展を祈念します」 

[ 2019年3月4日 05:30 ]

王将戦第5局の開催地だった尼崎城を背にジャンプする渡辺新王将
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 第68期王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)で久保利明王将(43)から4連勝で5期ぶりに返り咲いた渡辺明新王将(34)が3日、第5局予定地だった兵庫県尼崎市を訪れ「新王将を祝う会」に出席した。

 渡辺はあいさつで「実行委員会の方を見ると何と言っていいか…」と苦笑い。ストレート奪取で第5局は幻に。尼崎対局は、実行委員会と懇意だった大阪市在住の久保が誘致に貢献した経緯もあった。東京都在住の渡辺にとってはアウェーとも言えたが「尼崎城ともども発展されることをお祈りします」と語った。再建を終え29日から一般公開が始まる尼崎城を引き合いに、約100人の来場者から拍手を浴びた。

 10日には2連勝で防衛に王手をかける棋王戦5番勝負の第3局が待つ。「早く確定させたい」と次なる戦いへ視線を移した。

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2019年3月4日のニュース