チコちゃん またまた“大賞”受賞 メディア芸術祭賞に続き今度は総務大臣賞

[ 2019年3月4日 18:00 ]

「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー’18/第24回AMDアワード」授賞式「大賞/総務大臣賞」を受賞し、駆けつけたチコちゃん
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 優秀なデジタルコンテンツ等の制作者を表彰する「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー’18/第24回AMDアワード」の授賞式が4日に都内で行われ、NHKのバラエティー番組「チコちゃんに叱られる!」(総合、金曜後7・57、再放送土曜前8・15)が「大賞/総務大臣賞」を受賞。番組のキャラクター、チコちゃんも会場に駆けつけ、盛り上げた。

 好奇心旺盛で毒舌な5歳の女の子、チコちゃんが素朴で身近な疑問に答える雑学バラエティーで、18年4月にレギュラー放送をスタート。お笑いタレントの木村祐一(56)が声を担当。自身が投げかける素朴な疑問に出演者が答えられないと顔を真っ赤にして巨大化(CG処理)し「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と叱りつける。チコちゃんと、お笑いコンビ「ナインティナイン」の岡村隆史(48)とのやりとりが幅広い世代に人気を集め、「ボーっと生きてんじゃねーよ!」は昨年の「新語・流行語大賞」でトップテン入り。1日に発表された第22回メディア芸術祭賞でも、エンターテインメント部門大賞を受賞したばかり。

 同番組は「バーチャルとリアルが融合したデジタル・コンテンツとして時代の空気感を加味しつつ、日常的なテーマを独自の視点でカットし、幅広い層から支持を集めたクリエイティビティ」を高く評価された。審査委員長で夏野剛氏(53)は「NHKさんにこれやられるときつい。ネットもきつい。あらゆる面で新しい。刺さる相手も全世代に刺さった見事な見事なアナログの融合」と絶賛。「たぶん選ばれないと叱られたと思う」と祝福した。

 チコちゃんは「チコです、永遠の5歳です。本日はとっても素晴らしい賞をいただきまして、どうもありがとうございます」と感謝。夏野氏の言葉にも「ボーっと選んでくれてるんじゃなくて良かったわ」と喜んだ。

 「ずっと気になってたんだけど、TBS教えてくれない?」とこの日、司会を務めたTBSの笹川友里アナウンサー(28)に無茶ぶり。チコちゃんからの「デジタルって日本語にすると何?」という質問に、笹川アナは悩みつつも「電子的なもの!」と回答するも、チコちゃんは「ボーっと生きてんじゃねぇよ!」といつもの決め台詞でピシャリ。正しくは「」と説明し、「物質、システムなどの状態を離散的な文字などの信号によって表現する方式です」とどや顔。会場から祝福の拍手が起こる中、「決め台詞も言えたし、チコはこのあと懇親会があるらしいけど、飲食できないので帰りまーす!」とコメントし、盛り上げた。

 チーフプロデュサーの水高満氏も「こまっしゃくれた5歳の女の子を応援してくれた視聴者に感謝したい」と受賞を喜んだ。

 同アワードでは、AMD理事長賞を7人組ダンス・ボーカルユニット「DA PUMP」の「U.S.A.」が受賞。優秀賞には「モンスターハンター:ワールド」「メモの魔力 The magic of Memos」「キズナアイ「TBSラジオ」「さけるグミVSなが〜いさけるグミ」「おっさんずラブ」「N高等学校」「カメラを止めるな!」が選ばれた。また、審査員特別賞には、覆面2人組のクリエイティブユニット「AmPm」(アムパム)、江並直美賞(新人賞)には「パラデル漫画」で「パラデル漫画家」として活動するお笑いコンビ「魂の巾着」の本多修(35)がそれぞれ選出された。

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