あの事故から11カ月…猪狩ともか「みんながわたしの家族でよかった」

[ 2019年3月4日 21:48 ]

猪狩ともか
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 アイドルグループ「仮面女子」の猪狩ともか(27)が3日、自身のブログを更新。事故直後の様子を振り返り、家族への感謝をつづった。

 猪狩は2018年4月11日、東京都文京区の湯島聖堂の敷地内にあった案内板が強風で倒れた際に下敷きとなり、腰の骨を折るなどして病院に緊急搬送。脊髄損傷の大けがを負い、両下肢まひとなってしまった。それでもリハビリを経て8月26日にステージ復帰。車いす姿ながらも、ファンに元気な姿を見せた。

 事故から11カ月。今回のブログは「入院中のノート。」というタイトルで、事故から数日後の様子を中心に記していた。猪狩は「入院中は毎日ノートに記録を残していました。事故から2日後に『ノートを買ってきてほしい』と頼んで記入し始めたのを覚えています」とつづった。

 ノートに書き込んでいたことの一つに“不幸中の幸いリスト”といったものがあった。ここには「生きていた!!」「頭や首が無事」「手が自由」「通行人がすぐに救助してくれた」「救急隊がすぐ来た」「顔に大きな傷が残らなかった」「内臓無事だから食事が自由」といったことをリストアップ。すべてを前向きにとらえようと努力する、猪狩の姿が見て取れた。

 ただ、これを書いたのは事故発生から4日後。「まだ自分の状況をちゃんと知る前だったし、どんな気持ちでこれを記してたんだろう」と、猪狩は当時の状況を踏まえ、複雑な心境を吐露していた。

 ノートにはほかにも、「その日どんなことをしたか」「そのときの気持ち」「目標」「(西武)ライオンズのスタメン」「看護師さんたちの名前と特徴」「同部屋の人の名言集」など、様々なことを記録。「見ればそのときの状況や気持ちがすぐわかる」とした。

 猪狩は思い出を振り返りつつ「いちばん近くにいる家族がどんなときも前向きな言葉をかけてきてくれたから。だから自分は前を向くことができたんだって思います。 お父さん、お母さん、お姉ちゃん、お兄ちゃん。みんながわたしの家族でよかった。りきたんもずっと心の支えだった」と告白。家族、そして愛犬“りきたん”への感謝の気持ちをつづっていた。

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2019年3月4日のニュース