嵐、残り2年への決意「一日も休まず嵐で居続ける」過密日にみた覚悟

[ 2019年1月30日 09:30 ]

衝撃!!活動休止 嵐の真相(3)

「嵐 2020年限りで活動休止」
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 21年の歩みを止める決断をした嵐の5人。それは同時に、残された2年間、5人全員が「一日も休まず嵐で居続ける」という決意でもあった。

 嵐は今年1年をかけてドームツアー32公演を行う。昨年から計50公演の前人未到の長丁場だ。17年以来、ソロの仕事を控えている大野智(38)を除く4人は、グループ活動以外にも個々にテレビ、映画で活躍中だけに、当初は個別の仕事をセーブしてツアーに臨むとみられていた。

 だが、この過密日程を決意した時、5人は既に休止を決断していた。映画関係者は「メンバー側から仕事を抑えたいという申し入れはない」と明かしつつ「ファンのため個々の露出も保った上で“5人の嵐”の花道も飾る覚悟を全員で固めている」と語る。

 27日の会見で相葉雅紀(36)が「僕らは決められた時間を全力で楽しませる」とした言葉には全員の思いが込められていた。

 その相葉は昨年、ドラマ主演やソロ冠番組に加え、高校野球のイメージキャラなど、とりわけ意欲的に仕事に取り組んだ一人。本紙のインタビューで「半日の休みを1度だけ取るのに、どうにかスケジュールを調整してもらった」と明かしていた。他のメンバーも同様に多忙を極める中、ドーム32公演は極めて大きな負荷となるが、ライブに足を運ぶファンクラブ会員以外にも、広くお茶の間の支持を集める「国民的グループ」として不眠不休の覚悟を決めた。

 そして、休止前ラストイヤーの2020年には東京五輪が控える。一大イベントの盛り上げ役として需要が増えるのは間違いない。一方で、ファンに喪失感を与えないために「“5人の嵐”の活動も、ボリュームを下げたくないという思いは全員にあるだろう」と放送関係者は代弁する。

 会見で大野は「2年という期間で、できるだけファンの皆さんを楽しませ、一日も無駄にせず感謝を返していけたら」と力を込めた。「休止発表」の会見は、より強く「休まない」という意志を打ち出す所信表明でもあった。 (特別取材班)

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2019年1月30日のニュース