いときんさん告別式に５０００人、「ギフト」大合唱でお別れ

いときんさんを見送るＥＴ−ＫＩＮＧのメンバーたち
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　がん性心膜炎のため先月３１日に死去した人気ヒップホップグループ「ＥＴ―ＫＩＮＧ」のリーダー、いときん（本名・山田祥正＝やまだ・よしまさ）さん（享年３８）の葬儀が４日、大阪市阿倍野区のやすらぎ天空館で営まれ、参列したファンや関係者ら約５０００人が最後の別れを告げた。

　♪一生忘れられないよ　ずっとずっと大事な贈り物――。出棺時、会場前に詰めかけた大勢のファンからＥＴ―ＫＩＮＧのヒット曲「ギフト」の大合唱が起こると、棺を担ぐメンバー５人も、通夜では必死に抑えていた感情があふれ出た。いときんさん、１４年９月に急逝したＴＥＮＮさんと一緒にグループを立ち上げたＫＬＵＴＣＨ（３９）は、棺に向かって「ありがとう！」と声を絞り出して涙。コシバＫＥＮ（３７）も肩をふるわせ嗚咽（おえつ）した。

　最後はメンバー全員が肩を組み、グループを鼓舞し続けた熱きリーダーに深くお辞儀をして、送り出した。「いとき〜ん」「ありがとう」などと叫ぶファンにも、コシバは「ありがとうございました！」と感謝した。

　棺には愛用のマイクや思い出の写真などが収められ、式ではメンバーが「ギフト」を献歌。

　食事に行くなど親交のあったお笑いコンビ「ハイヒール」のモモコ（５３）は参列後に報道陣に応じ、「“私たちはみんなで生きます。それぞれがそれぞれのことをやり、生きます”と言われた奥様の弔辞に、心打たれた」と語っていた。