「月9」30周年の正念場 悲壮感漂うフジ局内「絶対に失敗できない」

[ 2017年2月16日 09:53 ]

フジテレビ本社
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 フジテレビの看板ドラマ枠「月9」が4月で30周年を迎える。節目を飾るのは、嵐の相葉雅紀が主演する「貴族探偵」。召使いに推理をさせて本人は何もしないという異色の探偵が活躍するミステリードラマだ。

 月9は87年4月6日放送開始の「アナウンサーぷっつん物語」からスタート。以降、91年の「東京ラブストーリー」や「101回目のプロポーズ」、96年の「ロングバケーション」などの恋愛ドラマを輩出し、「月9=恋愛ドラマ」のイメージが定着。トレンディードラマとも呼ばれ、若者の流行と憧れを発信してきた。

 そもそも「月9」とは月曜午後9時からの放送枠を指すテレビ業界用語。今では一般の視聴者にも同局のドラマ枠として定着しているが、ほかの局を見渡してもそんな枠は見当たらない。この呼称こそが、数多くの大ヒット作品や社会現象を生み出してきた“証拠”とも言える。

 しかし、09年ごろから低迷し始め、最近は過去最低の視聴率を更新したことばかりがニュースになっている印象。一部では「廃止」が取り沙汰されるほどの危機に瀕している。

 そんな中、30周年を飾る「貴族探偵」。昨年のNHK紅白歌合戦で白組単独司会を務めた相葉だけでなく、武井咲、仲間由紀恵、中山美穂…と豪華共演陣がそろったが、局内にお祭りムードはまったくない。むしろ「このメンバーで視聴率を取れないと、もう月9に出演してくれる人がいなくなる。絶対に失敗できない作品」(同局局員)という悲壮感の方が強い。30周年の節目で正念場を迎える月9。復活ののろしを上げることができるか、その真価が問われる。 (記者コラム)

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