新型コロナの影響で部員9人の戦い…辺土名・北部農林 無念のコールド負けもエース宮城11K奮闘

[ 2024年6月22日 21:51 ]

第106回全国高校選手権沖縄大会1回戦   辺土名・北部農林0―18首里東 ( 2024年6月22日    沖縄セルラースタジアム那覇 )

<辺土名・北部農林・首里東>気迫を前面に出す投球だった辺土名・北部農林の宮城(撮影・杉浦 友樹)
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 6月20日に梅雨明けした沖縄で夏の甲子園を目指す戦いが始まった。開幕戦に登場した辺土名・北部農林の連合チームは初戦で0―18のコールド負けで姿を消した。

 辺土名・北部農林の部員は10人だが、1人が新型コロナウイルスに罹患した影響でこの日は9人での戦いだった。誰もケガで欠けない状況で先発した宮城海(2年)は気持ちを前面に出す投球スタイルで粘り強く投げた。失点はしながらも懸命に腕を振った。

 アクシデントが起こったのは4回2死三塁の場面。84球目を投げた直後にマウンド付近で倒れ込んだ。右脚をつってしまった。タンカに乗せられベンチに戻ったが、ハートは燃えたままだった。

 「9人しかいないので。自分が出ないと負けなんで」

 治療を経て三塁の守備位置についた。5回はピンチの場面で1年生の比嘉海琉からバトンを受け再びマウンドに立った。投げられる状態に戻ったことを監督に伝えGOサインが出た。5回の3つのアウトを取り「1年生が頑張っていたので。最後まで投げられて良かった」と話した。106球で8失点したが、11個の三振を奪う奮闘だった。

 昨年まで部員は4人だった辺土名。今年だけで1年が5人入り9人に増えた。その内の4人は宮城の中学の後輩にもあたった。「最後まで試合したいなと。悔しかったです」と涙を流したが、まだ来年がある。宮城は「まず1勝できるように頑張りたい」と誓った。

 辺土名・北部農林の中村敦監督は1、2年のみだけに「これからのチーム。また頑張らせていきたい」と話した。エースが右脚をつるアクシデント以外にも、守備で交錯する場面もあった。「9名しかいないので常に綱渡りでしたけど、よく踏ん張ってくれました。試合を最後までやり遂げたことはワンステップです」と奮闘をねぎらった。

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