ドジャース・大谷 移籍後初の先頭打者弾でリーグ単独トップ21号 万能ぶりにロバーツ監督「彼は完璧」

[ 2024年6月22日 01:30 ]

ナ・リーグ   ドジャース5―3ロッキーズ ( 2024年6月20日    デンバー )

<ロッキーズ・ドジャース>初回、先頭打者本塁打となる先制ソロを放つ大谷(撮影・光山 貴大)
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 まさに「最強1番」だ!ドジャース・大谷翔平投手(29)が20日(日本時間21日)、敵地でのロッキーズ戦で2年ぶり7本目となる初回先頭打者本塁打。今季21号は再びリーグ単独トップに浮上した。骨折で離脱したムーキー・ベッツ内野手(31)に代わって1番に入り、4試合で打率・444。自己最長タイで通算3度目の5試合連続打点をマークすると同時に59得点もリーグトップと、最強の1番打者として君臨している。

 1番打者は英語で「Lead off」。他には「先頭に立って行動する」などの意味がある。まさに大谷を先頭にチームは力強く進軍。強烈な一発を目の当たりにした3番フリーマンも「素晴らしいね。彼はどの打順でも打ってくれるから凄いよね」と賛辞を惜しまなかった。

 初回。プレーボールから4球目だった。ロ軍ブラックの甘いシンカーを豪快に振り抜く。中堅フェンス後方の森に飛び込む、22年5月22日アスレチックス戦以来の先頭打者本塁打。故障離脱のベッツに代わって1番に入り、ド軍移籍後は初の劇弾だ。21号はオズナ(ブレーブス)を抜き去り1カ月ぶりにリーグ単独トップに再浮上。メジャー775安打は青木宣親(現ヤクルト)を抜いて日本選手単独3位にもなった。

 投打二刀流だけではない。大谷はどんな役割にも対応できる。デーブ・ロバーツ監督は1番・大谷の起用理由を「他に誰もいなかった。だから彼は完璧なんだ。彼はやるべきことをやっているだけ。だから素晴らしい」と強調した。1番に入った4試合で18打数8安打の打率・444。全てで打点をマークし、同時に計6得点を稼いでいる。シーズン59得点はリーグトップ。自分のバットで走者を還すだけではなく、自身も出塁してホームに戻る――。まさに万能選手としての働きで敵地でのロ軍戦を3勝1敗の勝ち越しに導いた。

 大谷に続けとばかりに4回2死では2番スミス、3番フリーマンが連続アーチ。ベッツ、大谷、フリーマンのMVPトリオで今季一度もなかった1~3番でのアーチそろい踏みとなった。例年得意とする6月。今季は序盤こそ調子が上がらずも、ここ10戦6発と一気に量産態勢に突入した。「打球が上がるようになった先週がターニングポイントだ。どんどん好調になって絶頂期を迎えた」とアーロン・ベイツ打撃コーチ。6月の通算50本塁打は月別最多で、タイトルに輝いた昨季と同じ44本ペースとなった。

 ロッキー山脈の麓、デンバーで戦った4試合。1番・大谷のスケールの大きさは雄大な山々にも負けていなかった。最強1番として21日(日本時間22日)からは本拠地で、古巣エンゼルスと移籍後初の公式戦となる2連戦に臨む。(笹田幸嗣通信員)

 ≪大谷 日本選手単独3位の初回先頭打者本塁打≫大谷がドジャース移籍後初の初回先頭打者本塁打を放った。通算では2年ぶり7本目で、日本選手では青木の6本を抜いて単独3位となった。1位はイチローの37本。日本ハム時代は16年7月3日ソフトバンク戦で放った1本のみで、プレーボール直後の初球を右越え弾。同戦は先発して8回5安打無失点に封じ、勝利投手となった。なお、メジャー最多はリッキー・ヘンダーソンの81本で、79年から03年まで25年連続で放った。ドジャースのベッツは52本で5位にランクインしている。

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