山田哲人が衝撃告白「WBC、出たくない」 ヤクルトは連覇から5位転落「身も心も安定してない」

[ 2023年12月19日 22:30 ]

ヤクルト・山田哲人
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 BS5局共同企画「テレビが伝える“プロ野球”~あの歴史的瞬間、そして、未来へ~」の第2弾「どん底を味わったサムライたち」(後6・00)が17日にBSフジで放送され、ヤクルトの山田哲人内野手(31)が苦しかった2023年シーズンを振り返った。

 今年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で14年ぶりの世界一に輝いた侍ジャパンメンバー。山田も持ち前の勝負強い打撃で勝利に貢献した。

 だが、番組が今年9月下旬に行ったインタビューでは「WBC、出たくない」とポツリ。理由を聞かれると「理由?…しんどい」と苦笑いを浮かべた。

 2014年に22歳で初めて日の丸を背負い、今回のWBCメンバーの中で代表歴は最長。それだけに「もういいでしょっていう。10年間ぐらい出てるんよ、今の代表で。もう結構キツイよね」と続けた。

 世界一の歓喜で始まった2023年。だが、主将を務めるヤクルトでは昨季までのセ・リーグ2連覇から一気に5位へ転落。山田自身もたびたび戦列を離れ、105試合に出場して打率.231、14本塁打、40打点と不振に終わった。

 「チームとしても目標を達成できなかったし、個人としても全然ダメで。なんか…いいことがないというか。苦しいというか。ずっともがいているシーズンだったなって感じですね」。

 自ら志願して主将に就任し、セ・リーグ優勝も果たした山田。

 だが、「僕はみんなの前に出て声を出すタイプでもないですし。どっちかっていうと、そこまで覇気はないと思うので。プレーでしっかり結果を出して背中で引っ張っていきたいなっていうのが僕の理想なんですけど。全然…。今年といい、去年といい。ほど遠い形にはなってますね」。

 責任感が強い分、メンタルにも支障が。「メンタルはやられますよね、結構。メンタルスポーツでもあるなと思うんで。自分としても成績が良くなくて。自分のせいで負けたっていう試合もたくさんあったので。厳しい声もたくさんありましたし。なんか、身も心も安定してないっていうか。そういう状況で野球もやってたんで。なんか…苦しかったなって。一言で言えば苦しかったなっていう感じですかね」と話して視線を落としていた。

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