山本由伸 ヤンキース&メッツと連日おかわり面談していた NY2球団とドジャース争奪戦三つ巴

[ 2023年12月19日 02:30 ]

代理人のウルフ氏と山本(山本のインスタグラムより)

 オリックスからポスティングシステムでメジャー移籍を目指す山本由伸投手(25)がニューヨーク2球団と“おかわり面談”を行っていたことが17日(日本時間18日)、分かった。米メディアが同日にヤンキースと2度目の面談を行い、16日にメッツのオーナーらとも2度目の面談に臨んだと報じた。激しさを増すNYバトルに、ドジャースを加えた三つ巴。決断の時がいよいよ迫ってきた。

 山本を巡る争奪戦は、風雲急を告げてきた。ニューヨークの2球団が、立て続けにそれぞれ2度目の面談を行っていたことが判明。米メディアが慌ただしい動きを報じた。

 スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」によれば16日、山本はメッツが本拠地を置くニューヨーク州に隣接するコネティカット州のスティーブ・コーエン・オーナーの自宅である大豪邸に招かれ、夕食をともにし、カルロス・メンドサ監督ら首脳陣との面談に臨んだという。今月上旬には日本で同オーナーと会食。同サイトはかねて、メ軍が大物FA投手の獲得を山本一人に絞ったとも伝えており、再び熱意を伝えたとみられる。

 名門・ヤンキースも負けてはいない。ニューヨーク・ポスト紙のジョン・ヘイマン記者はSNSで、山本サイドからの要請で17日夜にヤ軍と2度目の面談を行ったと伝えた。11日のロサンゼルス近郊での面談には、ハル・スタインブレナー・オーナーやブライアン・キャッシュマンGMらが出席。総額3億400万ドル(約432億円)を用意したとの現地報道もある。

 一連の動きを加速させた存在は、ドジャースに他ならない。12日にドジャースタジアムで行われた面談には、ド軍と10年契約を結んだ大谷が同席。球団に対し、今春のWBCで同僚だった山本の獲得を強く進言した。世界最高選手の出馬は山本だけではなく、ライバル球団にも大きなインパクトを与えたに違いない。

 交渉期限は米東部時間来年1月4日午後5時(日本時間同5日午前7時)までだが、ドジャースを加えた三つ巴の争いは激しさを増すばかり。さらに3球団以外にも、7日の渡米前後から各球団と本格交渉を開始しており、10日にはジャイアンツ、14日にはフィリーズとも面談に臨んだ。ジ軍、レッドソックスは総額3億ドル(約426億円)以上のオファーを提示したと伝えられ、ブルージェイズも獲得を諦めてはいない。日本が誇る最高右腕は、どのチームを選ぶのか。注目を集める決断の時がいよいよ、目の前に迫ってきた。

 ≪インスタストーリーに#スーパージョエル≫山本は17日(日本時間18日)、自身のインスタグラムを更新。ストーリー機能に、移動の飛行機内とみられる画像をアップした。山本はヤンキース、メッツとの交渉のために米東海岸を訪問。プライベートジェット内と思われる写真には代理人のジョエル・ウルフ氏も一緒に写っており、リラックスした表情の山本は飛行機のイラストとともに「#スーパージョエル」とハッシュタグを付けて書き込んだ。

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