山川穂高入団 ソフトB・小久保監督「野球に全力で打ち込める環境を整えるのが監督の仕事」

[ 2023年12月19日 15:15 ]

ソフトバンク・小久保監督
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 西武から国内フリーエージェント(FA)権を行使し、ソフトバンクに入団した山川穂高内野手(32)が19日、福岡県内で入団会見に出席し、意気込みを語った。

 ソフトバンクの小久保監督は「山川選手の加入により戦力アップとなることを期待しています。会見で本人から『これまで以上に自覚を持ち責任ある行動を。新人のつもりで頑張りたい』といった発言があったようですし、ホークスの一員となった以上、野球に全力で打ち込める環境を整えるのが監督の仕事だと考えています」とコメントし、歓迎した。

 会見で山川は、小久保監督について「同じ右バッターとして学生時代にすごく参考にした。ホームランを美しく打つのはよく見ていた。足をケガして再起したのも見た。とにかく凄いなと見ていた。もし1軍に呼ばれるなら、とにかくひたむきに全力でプレーしたい」と指揮官との顔合わせを待ち望んだ。

 ソフトバンクは今季、3年連続で優勝を逃し3位に終わった。通算218本塁打の長距離砲獲得で、最大の補強ポイントを解消。来季は、最多安打のタイトルを獲得した柳田悠岐外野手(35)、本塁打、打点の打撃2冠などに輝いた近藤健介外野手(30)に、3度の本塁打王の実績がある山川、と超重量和製クリーンアップが実現する。4年ぶりのV奪回を狙う小久保新監督には、何よりの補強となりそうだ。

 山川は申請期限最終日だった11月14日、FA権の行使を宣言。知人女性への強制性交の疑いで書類送検された影響で、今季は17試合の出場にとどまったが、ソフトバンクは水面下で入念に調査し、4年総額12億円プラス出来高で合意した。

 ◇山川 穂高(やまかわ・ほたか)1991年(平3)11月23日生まれ、沖縄県出身の32歳。中部商から富士大に進み、2、3年時に大学日本代表。13年ドラフト2位で西武入団。18、19年に本塁打王、22年は本塁打王と打点王の2冠。今年3月のWBCでは侍ジャパンで世界一に貢献。1メートル76、103キロ。右投げ右打ち。

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